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高円寺駅の女性救助劇 「体が勝手に動いた」 これぞ『自己犠牲』の精神だ!! [社会情勢]

「「体が勝手に動いた」=背後に警笛、迫る電車-線路転落女性救助の男性

2010年2月16日(火)19時13分配信 時事通信

 「助けなきゃと思ったら、体が勝手に動いていた」。東京都杉並区のJR高円寺駅で、ホームから転落した女性を救助した男性(24)が16日、報道陣の取材に応じ、当時の状況や心境を語った。
 男性は社会福祉法人職員佐藤弘樹さん。15日午後9時15分ごろ、同駅停車中の中央線電車内にいたところ、女性がホームから落ちるのに気付いた。線路に飛び降りて声を掛けたが、反応はなかった。背後に警笛が聞こえて振り向くと、電車が迫っていたため、女性をレールに寝かせ、自分はホーム真下の避難スペースに入った。
 電車は女性の上を通過して停車したが、女性は軽傷で済み、佐藤さんにもけがはなかった。
 佐藤さんは「『何で』と聞かれても困ってしまう。考えてやったことじゃない。体が勝手に動いちゃったとしか言いようがない」と話したが、避難直後に電車が目前を通過した時は「怖い」と我に返ったという。
 電車停車後、2人は「死んじゃったかもしれない」などと言葉を交わし、女性からは感謝の言葉を掛けられたという。」

「女性転落!電車通るも無事=救助男性、レール間に寝かす-東京・JR高円寺駅

2010年2月16日(火)1時17分配信 時事通信

 15日午後9時15分ごろ、東京都杉並区高円寺南のJR高円寺駅で、都内に住む女性(20)がホームから線路上に転落した。約1分後に電車が女性の上を通過して停車したが、男性会社員(24)が女性の体をレールの間に寝かせており、女性は頭に擦り傷の軽傷で済んだ。
 警視庁杉並署などによると、女性は飲酒して帰宅途中、駅のホームから誤って線路上に転落。男性が救助しようと飛び降りたが、女性に声を掛けても返事がなかった。
 高尾発東京行きの中央線上り快速電車の到着が約1分後に迫っていたため、男性はとっさに、レール上に乗っていた女性の手足をレール間にはまるように寝かせ、自分はホーム真下の避難スペースに入った。
 電車は女性の体の上を通過し停車。声を掛けられると女性は返事をし、5両目の下から自力で脱出し、ホーム上に救助された。レールから車体までの高さは約30センチ、レールとレールの間は約1メートルだった。」

「線路の真ん中に寝かせて救助 JR高円寺駅

2010年2月16日(火)8時0分配信 産経新聞

 15日午後9時15分ごろ、東京都杉並区のJR高円寺駅ホームで、都内の20代の女性が線路に転落、そばにいた都内の20代の男性会社員が助けるため線路に降りた。電車が間近に迫っていたことから男性はとっさに女性を線路の真ん中に寝かせ、自分は退避スペースに避難した。電車の4両目までが女性の上を通過し停車したが、女性はかすり傷、男性にけがはなかった。

 警視庁杉並署と東京消防庁によると、女性は転落直後、レール上に体の一部を乗せた格好で倒れていたが、男性がレールとレールの間に体を押し込み、ひかれずにすんだ。駅員がホームから声をかけたところ、返事をして自力でホームに上がったという。女性は酒に酔っていたとみられる。」

「わずか1分で電車進入…高円寺駅の女性救助劇

2010年2月16日(火)15時6分配信 読売新聞

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 東京都杉並区のJR高円寺駅で15日夜、女性(20)がホームから転落した事故で、救助した男性が線路に飛び降りてから電車がホームに進入するまでわずか1分ほどだったことが、警視庁などの調べで分かった。

 同庁などによると、助けた男性は東京都昭島市、会社員佐藤弘樹さん(24)。佐藤さんは「女性が転落するのを見て驚いたが、とっさに助けなければと思った。女性にけががなくて本当によかった」と話しており、東京消防庁は佐藤さんの表彰を検討している。

 佐藤さんの話やJR東日本などによると、佐藤さんは停車中の電車内で、反対側のホームから女性が転落するのを目撃、すぐに駆け寄って線路に飛び降りた。女性に声をかけたが反応がなく、電車の警笛が聞こえたため、レールとレールの間の枕木部分に女性を寝かせ、自分はホーム下の退避スペース(奥行き約60センチ、高さ約1メートル)に移動した。

 直後に進入してきた高尾発東京行き快速電車(10両編成)はホームの手前約100メートルで非常ブレーキをかけたが、女性の上を4両目まで通過し、5両目で止まった。女性が横たわっていた電車の下と枕木との間は高さ約30センチ、レールとレールの間は1・06メートルしかなかった。」

「高円寺駅の救出劇、勇気の会社員「奇跡と実感」

2010年02月17日 12時09分 読売新聞

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JR高円寺駅で女性を救助し、東京消防庁の感謝状を受けた佐藤弘樹さん(17日、杉並消防署で)=栗原怜里撮影

 東京消防庁は17日、東京都杉並区のJR高円寺駅で15日夜、ホームから転落した女性(20)を助けた昭島市の会社員佐藤弘樹さん(24)に感謝状を贈り、勇気ある行動をたたえた。
 この日午前11時過ぎ、杉並消防署を訪れた佐藤さんは、荻原光司署長から感謝状を手渡されると、「2日たって、本当に2人とも助かったのは奇跡だったと実感しています」「ブレーキを踏んでくれた運転士の方にも感謝したい」と改めて安堵(あんど)の表情を浮かべた。
 佐藤さんは15日夜、同駅に停車中の電車内で反対のホームから女性が転落したのを見て、とっさに線路に飛び降り、女性の体をレールとレールの間の枕木部分に寝かせ、間一髪で女性を救った。大学時代、ラグビーをしていた経験から、頭を打った後に女性を動かすと危険だと判断したという。
 佐藤さんにはJR東日本も16日、感謝状を贈った。」

それに比べて下記の連中ときたら、

「日本の調査捕鯨船に妨害行為

2010年02月17日 12時30分 共同通信

 水産庁は17日、日本の調査捕鯨団の母船「日新丸」が南極海で、米環境保護団体「シー・シェパード」の抗議船スティーブ・アーウィン号から接近されるなどの妨害行為を受けたと発表。船舶の損傷や乗組員のけがはなかった。同庁によると、アーウィン号は日本時間同日午前8時ごろ、日新丸の進路をふさぐ形で、先端にブイを装着したロープを海中に投入。日新丸は拡声器で警告し、放水した。」

という始末。ヤレヤレですな。


久しぶりにいいニュースでした。もう倫理観も道徳観もない、明日のない国・日本にも、まだこんな若者がいたのかと感動しました。こんな日本にも『日本精神』が残っていたというのは嬉しいことです。戦前はこういう人たちがいっぱいいたんですよ。自分のことよりも他人のことを思いやる心こそ人間として一番尊い精神・『自己犠牲』の精神なのです。今の日本人が死者も生者も忘れている精神です。私の両親は神仏に帰依し、私も小さい頃から、信仰をしており、高野山を本山とする真言宗の寺院で小学校低学年の頃に得度を受けて坊さんとなり、法名も持っています。だから、神仏はもちろん霊の存在も信じています。心霊スポットなどに興味本位で行く生者も良くありませんが、その生者に危害を加えたり、場合によっては死に追いやったりする悪霊と化した死者も悪いと私は思います。恐らく生きている時にマトモな『人の道』の教育を受けてない方々なのでしょう。そういう話を聞くと怖さよりも『怒り』と『哀しみ』を感じます。そういう死者は『人の道』を踏み外した『外道』だと思います。また、上記のように仲間が日本の船に捕らえられて乗っているというのに今も日本の調査捕鯨船団を攻撃しているシー・シェパードのような輩に佐藤さんの爪の垢でも煎じて飲ませたいですね。

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今そこにある危機(257) [国際・政治情勢]

「「日本は中国へ侵略した、正義の戦争なんてない、人殺しだ」外国人記者の意見に若松監督うなずく【第60回ベルリン国際映画祭】

2010年2月16日(火) 6:59 シネマトゥデイ

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映画『キャタピラー』主演の大西信満(左)と若松孝二監督(右)-第60回ベルリン国際映画祭にて

 現地時間2月15日、第60回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門に選出されている映画『キャタピラー』の記者会見が行われた。記者たちからの戦争をめぐっての問いに、若松孝二監督と主演の大西信満が真剣に答えた。

 本作では、四肢を失い、顔にも火傷を負って戦場から戻る久蔵(大西)と妻シゲ子(寺島しのぶ)の二人のシーンがほとんど全編を占める。村民から“軍神”として敬われる久蔵だが、食べて寝てセックスするだけになった夫の面倒を見るシゲ子は、表向きは“軍神”の妻らしく振舞いながら、夫をイモムシと呼んでしまうほどの鬱屈(うっくつ)も秘めている。
 
 四肢を失った主人公という設定は、映画化もされた『ジョニーは戦場へ行った』や江戸川乱歩の小説『芋虫』など、これまでにも登場してきたものだが、若松監督は「実は12日間で撮っているんですよ。『実録・連合赤軍あさま山荘への道程(みち)』でかかったお金がまだ穴埋めできていない。それでも、気持ちがさめないうちに作りたかった。戦争では、女性や子ども、普通の人々が一番の被害者だということを少ない予算で表すのに、こういう形になった」と内幕を明かし、「レバノンで死体の山を見た。戦争は人殺しだ、正義の戦争なんてない。広島、長崎では30万もの人が死んだ。日本は、それを忘れて、軍拡に向かっている」と訴えた。若い大西も「僕も、僕の親さえも戦争を知らないのですが、だからこそ勉強しなくてはと思います。本作では、特殊な人間ではなく、その当時の普通の人、国に忠義を尽くそうとした男を演じようと思いました」とコメントした。

 「日清戦争という言葉が使われるが、あれは戦争ではなく、日本の中国への一方的な侵略だ」というトルコの記者からの質問に「確かに侵略だった。戦争という言葉は間違いだった」と若松監督が答えるも、「映画中では日清戦争ではなく、日中戦争という言葉を使っている」と憤った口調で話し出す日本人記者も出たシリアスムードの会見となった。(取材・文:山口ゆかり / Yukari Yamaguchi)」


シー・シェパードに日本人がいたのと同様に、日本の映画監督や俳優にこのような『反日分子』がいる訳ですよ。
>戦争は人殺しだ、正義の戦争なんてない
:戦争が人殺しなのは当然です。しかし、こちらにも殺される人間がいることもお忘れなく。第二次世界大戦の戦勝国は、米国をはじめ、中共支那も『正義の戦争』だったと言ってますけど。
>広島、長崎では30万もの人が死んだ。日本は、それを忘れて、軍拡に向かっている
:広島・長崎に原爆を投下したのは米国の暴挙です。日本の所為ではありません。また、現在の日本は軍拡などに向かうどころか、国防も危ない状況なんですけど。軍拡はむしろ中共支那の方なのですが。
>僕も、僕の親さえも戦争を知らない
:ならば、偉そうに反戦など軽々しく語らないでいただきたい。
>「日清戦争という言葉が使われるが、あれは戦争ではなく、日本の中国への一方的な侵略だ」というトルコの記者からの質問に「確かに侵略だった。戦争という言葉は間違いだった」と若松監督が答える
:トルコって『親日国家』かと思っていたら、意外とそうではないんでしょうか。それだけ、中共支那のプロパガンダが世界中に波及しているんですね。それと、日清戦争が侵略などではないのは、当時、日本の軍備が清国に遠く及ばなかったことや清国の北洋艦隊が『砲艦外交』で訪日した際、上陸先で清国水兵が、日本人に危害を加えたことなど、今話題の『坂の上の雲』などを参考にしていただければ分かるかと。
>映画中では日清戦争ではなく、日中戦争という言葉を使っている
:当時の日本は満州族の支配する清国の北洋軍閥と主に戦ったのであり、『日中戦争』というのは明らかに間違いですね。
この映画自体、先の大戦で日本を守る為、必死になって戦った人々を『冒涜』する映画かと思います。今の日本があるのは、先人たちの御蔭です。300万柱の日本人の犠牲を『犬死扱い』にするなどもってのほかです。
私は、日本を現在のようなダメな国家にしたのは、GHQとそれを受け継いだ日本の『進歩的知識人』だと思っていましたが、それは歴史を改竄したり、教育を破壊したり、悪法を作ったりした、所謂、制度的なものばかりかと思っていたら、ハズカしながら、最近になって、日本の水道水を『塩素』で消毒するようにしたのはGHQであり、GHQや在日米軍は『塩素』を明らかに『ポイズン(毒素)』であると言って、自分達は日本の水を飲まなかったり、日本側が浄水器を設置して、やっと飲むようになったと知り、連合国の『日本人抹殺』の謀略の恐ろしさに驚いた次第です。日本の政治家が自宅に浄水器を付けているのはその為らしいです。

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シー・シェパードに日本女性 拡声器使い「3億円」を要求!! [国際・政治情勢]

「シー・シェパードに日本女性 拡声器使い「3億円」を要求

2010年2月16日(火)19時27分配信 J-CASTニュース

反捕鯨過激団体シー・シェパード(SS)のメンバーに日本人女性がいることがわかった。南極海で調査捕鯨中の「第2昭南丸」にSSメンバー1人が侵入、3億円などを要求する書簡を船長に渡した。その直後に日本人女性メンバーが拡声器を使って、書簡に書かれている内容を読み上げていた。

2010年2月15日午前9時頃、水上バイクで接近して「第2昭南丸」に乗り込んだのはSSメンバーでニュージーランド出身のピート・ベスーン。ピートは、10年1月6日に日本の調査捕鯨船「第2湘南丸」に衝突して大破した「アディ・ギル号」の船長で、「衝突は日本船の責任だ」とし、賠償を口にしていた。

「アディ・ギル号の衝突の責任は第2昭南丸にある」
水産庁によると、ピートは書簡を捕鯨船の船長に渡すのが目的だった、という。手渡しした直後に「第2昭南丸」接近したSSの「スティーブ・アーウィン号」から、この書簡に書かれている内容を日本語で読み上げる声が、拡声器を通して響いてきた。

「アディ・ギル号の衝突の責任は第2昭南丸にある。3億円を請求する。ニュージーランドに向け航行せよ」
というものだった。

水産庁は、SSのホームページに日本人メンバーがいると書かれていてことを指摘したうえで、

「拡声器で書簡を読み上げたのは日本女性だということは把握しています。ただ、この日本人女性が誰なのか、いつからメンバーになったのかはわかりません」
と明かす。

日本人メンバーがいるという噂は08年からあった
SSメンバーに日本人がいるのではないか、という話は08年3月頃からあった。SSは以前から反捕鯨や日本の捕鯨船追撃に関する声明を出していたが、この頃から日本語翻訳文も掲載されるようになった。文面がしっかりしているため、SSの活動に日本人が協力しているのではないか、と囁かれていた。拡声器で叫んだ人物がSSの声明を訳した同一人物なのかは不明だが、今回SSメンバーに日本人女性がいることがはっきりした。

しかし、どんな女性で、なぜSSメンバーになったのか。複数のNGOやNPO、環境保護団体などに聞いてみたが、事情を知る人はいなかった。ある国際ボランティア団体の関係者は、

「SSのような過激な団体に協力する日本の保護団体、ボランティア団体は存在するはずがないし、SSに身を投じる人がいるなんて話しも聞いたことがありません」
と首を傾げる。」

「反捕鯨団体船長が日本船侵入=水上バイクで接近、2億7000万円要求

2010年2月15日(月)12:03 時事通信社

 水産庁は15日、米国の反捕鯨団体「シー・シェパード(SS)」のメンバー1人が日本時間同日午前9時ごろ、南極海で調査捕鯨中の日本の調査船「第2昭南丸」に乗り込んだと発表した。SSによると、侵入したのは第2昭南丸と1月に衝突、大破した妨害船「アディ・ギル(AG)号」のニュージーランド人船長で、夜陰に乗じ水上バイクで接近。AG号に代わる船の建造費として300万ドル(約2億7000万円)を要求している。

 今年の調査捕鯨で、反捕鯨団体の人間が日本の船舶に乗り込んで妨害に及んだのは初めて。水産庁によれば、侵入した船長は、1月の衝突事故は日本側に責任があるとして建造費のほか、AG号の船籍国であるニュージーランドへの航行を求める書簡を第2昭南丸に提出した。侵入の際に指に軽いけがをしたという。日本側の船体や乗組員に被害はない。」 

「逃げ回るのは限界 「シー・シェパード摘発 法整備を」 

2010年2月16日(火)8時0分配信 産経新聞

 2年前の“暴挙”は、また繰り返された。シー・シェパード(SS)の侵入を再び許してしまった日本の調査捕鯨船団。捕鯨船の装備強化などで対策を講じてきたが、結局、SSから逃げ回るばかりの対策の限界が浮き彫りになった。捕鯨関係者からは侵入したSSメンバーへの日本での司法手続きに期待を寄せる一方、「SS摘発を可能にする法整備を後回しにしないでほしい」との声も上がった。

 

 「甲板上は無人だったはず。スキを突かれた」

 政府から委託で調査捕鯨を行っている日本鯨類研究所の担当者はSS侵入の原因を、こう話した。侵入は日本時間の15日午前9時ごろ。現地でも朝で、捕鯨作業が始まる前の時間帯だったようだ。

 捕鯨船団は平成20年1月にも、SSメンバー2人に乗り込まれたが、このときの反省から、各船には外部からの乗り込みを阻止する防護ネットが取り付けられていていた。それでも侵入できた理由を、身柄拘束されたSSのピート・ベチューン船長は「ネットをナイフで切り裂いて乗り込んだ」と説明したという。日本側が講じたSS対策は簡単に破られていた。

 2年前に捕鯨船に侵入したSSメンバーは、反捕鯨国との軋轢(あつれき)などを恐れた日本政府の判断で、すぐに反捕鯨国のオーストラリアに引き渡されたが、今回のベチューン船長は日本の捜査当局へ引き渡される見通し。

 ベチューン船長が現在、船員法に基づき、船長判断でを身柄を拘束されているが、今後は日本の港に連れて行かれ、入港した時点で海上保安庁が逮捕する可能性が高い。

 公海上でも、日本船内では、日本の法律が適用されるため、海保は刑法の艦船侵入などの容疑を視野に取り調べを進める方針だ。「艦船侵入罪」は3年以下の懲役か10万円以下の罰金にあたる。

 ただ、公式には海保は「具体的には何も決まっていない状態」としている。

 また、ベチューン船長が逮捕されたとしても、SSの2隻の抗議船やほかのメンバーは南極海周辺に残っており、捕鯨船団は引き続き危険にさらされる。捕鯨に詳しい水産ジャーナリストの梅崎義人氏は「捕鯨船に乗り込まれなくても、公海上でSS逮捕を可能にする法整備を急がないと、また同じことが繰り返される」と話している。」

「反捕鯨メンバー乗せ日本へ

2010年2月16日(火)21時21分配信 共同通信

 米環境保護団体「シー・シェパード」メンバーが侵入した、日本の調査捕鯨船団の監視船第2昭南丸について、水産庁は16日、同船がメンバーを乗せたまますでに日本へ向かっていることを明らかにした。船団は計5隻で、残りの4隻が南極海で調査捕鯨を続ける。海保関係者によると、同船は塩釜港(宮城県)所属だが、日本鯨類研究所や水産庁と協議しやすい東京海上保安部(東京都江東区)で事情聴取する方針。」

「NZ外相「日本の捜査に協力」…シー・シェパード

2010年2月16日(火)18時40分配信 読売新聞

 【シンガポール=岡崎哲】日本の調査捕鯨船に反捕鯨団体シー・シェパードの抗議船アディ・ギル(AG)号のニュージーランド人元船長が侵入した問題で、ニュージーランドのマカリー外相の報道官は16日、本紙の電話取材に「日本当局の捜査に協力したい」との姿勢を明らかにした。

 報道官は、「我が国は捕鯨には反対だが、公海上での違法で暴力的な抗議活動は容認しない」とシー・シェパードを批判。「我が政府にはニュージーランド人の保護義務があるが、元船長は日本に行くことを望んでいるようだ」と述べた。」

「捕鯨船侵入は「違法行為」、NZ外相に抗議

2010年2月16日(火)19時30分配信 読売新聞

 高橋利弘ニュージーランド大使は16日、同国外務省でマカリー外相と会談し、南極海の調査捕鯨船団の監視船に米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」のニュージーランド人元船長が不法侵入したことについて、「明確な違法行為で、極めて遺憾だ。危険行為が起こらないよう引き続き努力してほしい」と抗議した。

 外相は「捕鯨問題で日本と立場は異なるが、南極海で生命が危険にさらされる行為には一貫して反対している」と語った。

 一方、岡田外相は16日夕の記者会見で、シー・シェパードが寄港地としているオーストラリアに関し、「どういうことが言えるのか、注意深く整理したい」と述べ、何らかの対応を求めたい意向を示した。」

「反捕鯨団体が再び妨害=水産庁

2010年2月16日(火)20時52分配信 時事通信

 水産庁は16日、南極海で日本の調査捕鯨船団の母船「日新丸」が反捕鯨団体シー・シェパード(SS)から妨害を受けたと発表した。船団の「第2昭南丸」が15日、船に侵入してきたSSの船長を拘束したばかりだが、日本時間の16日午後4時15分ごろからSSの妨害船が日新丸まで50~60メートルへ近寄り、直径5~6センチ程度のプラスチック製の玉を機械を使って投げ付けてきたという。日本側の船体の損傷や乗組員のけがはない。」

シー・シェパードに日本人がいるとは、全く世も末です。まあ、夫婦別姓などの民法改正を進める現政権の千葉法相なども反日活動をやっていた訳ですし、夫婦別姓には賛成などと言っている人が首相なので、もう驚きませんけど。とにかく、日本はシー・シェパードに対する法整備を早急に行なうべきかと。これ以上、日本が舐められないようにしなくてはなりません。

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  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2002/03
  • メディア: 単行本



クジラを追って半世紀―新捕鯨時代への提言

クジラを追って半世紀―新捕鯨時代への提言

  • 作者: 大隅 清治
  • 出版社/メーカー: 成山堂書店
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本



クジラ その歴史と文化

クジラ その歴史と文化

  • 作者: 小松 正之
  • 出版社/メーカー: ごま書房
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本



調査捕鯨母船 日新丸よみがえる―火災から生還、南極海へ

調査捕鯨母船 日新丸よみがえる―火災から生還、南極海へ

  • 作者: 小島 敏男
  • 出版社/メーカー: 成山堂書店
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 単行本



クジラと日本人の物語―沿岸捕鯨再考

クジラと日本人の物語―沿岸捕鯨再考

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 東京書店
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: 単行本



圖南丸物語―捕鯨母船に乗った外科医の青春

圖南丸物語―捕鯨母船に乗った外科医の青春

  • 作者: 八木 正宏
  • 出版社/メーカー: 神戸新聞総合出版センター
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本



街にクジラがいた風景―オホーツクの捕鯨文化と庶民の暮らし (ニッポン聞き書き選書 (1))

街にクジラがいた風景―オホーツクの捕鯨文化と庶民の暮らし (ニッポン聞き書き選書 (1))

  • 作者: 菊地 慶一
  • 出版社/メーカー: 寿郎社
  • 発売日: 2004/06
  • メディア: 単行本



くじら取りの系譜―概説日本捕鯨史 (長崎新聞新書 (001))

くじら取りの系譜―概説日本捕鯨史 (長崎新聞新書 (001))

  • 作者: 中園 成生
  • 出版社/メーカー: 長崎新聞社
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 新書


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