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シー・シェパード、南極海での調査捕鯨船にまた妨害 !! [国際・政治情勢]

「南極海での調査捕鯨船にまた妨害 シー・シェパード

2010年2月14日(日)22:07(共同通信)

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日本の調査捕鯨船「日新丸」に向け、レーザー光線を照射する米環境保護団体「シー・シェパード」の抗議船=14日、南極海(日本鯨類研究所提供)

 水産庁は14日、南極海で活動している日本の調査捕鯨船団の母船「日新丸」が、米環境保護団体「シー・シェパード」の抗議船2隻から発煙弾を投げ入れられるなどの妨害行為を受けたと発表した。発煙弾のほか、ロープを投げ入れられたり、レーザー光線を照射されるなどしたが、船員に被害はなかった。水産庁によると、抗議船はスティーブ・アーウィン号とボブ・バーカー号。」

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米国の反捕鯨団体「シー・シェパード」の大型船「スティーブ・アーウィン号」(写真)と「ボブ・バーガー(BB)号」の2隻で妨害。日本の調査捕鯨船に放水などを行った(8日、南極海=日本鯨類研究所提供)【時事通信社】

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日本の調査捕鯨船に対し、放水など妨害活動を行う米国の反捕鯨団体シー・シェパード(SS)のメンバーら。調査船団の船体の損傷や乗組員のけがはないという(9日、南極海=日本鯨類研究所提供)【時事通信社】

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調査捕鯨船団に刺激臭の強い液体が入った瓶を投げ込むなど妨害活動を行う反捕鯨団体「シー・シェパード」のメンバーら(11日、日本鯨類研究所提供)。水産庁によると、液体を浴びた船員3人が肌の痛みを訴えている【時事通信社】

「【止まらぬ暴力 シー・シェパードの実態】(上)エコ・テロリスト 

2010年2月10日(水)08:05 産経新聞

 ■捕鯨船爆破、殺害予告も

 冷たい海風。南極海洋上の気温は氷点下だ。調査捕鯨を行っていた日本の船団は先月6日未明(日本時間)、正体不明の船に追尾されていた。


 船は捕鯨国のノルウェーの国旗を掲げている。だが、数時間にわたる執拗(しつよう)なまでの追尾行動に異様な雰囲気が漂った。突然、視界に入ってきたのは「ノルウェー船」ではなく、黒い流線形の高速艇だった。捕鯨船団にレーザー光線を照射し、異臭がする薬品入りのボールを発射装置を使ってほうり込んでくる。


 「あいつらだ…」。進路の安全を確保するために、流線形の高速艇に放水や音響装置を使って警告し続けたが、敵は暴挙に出た。船体を捕鯨船に接触させてきたのだ。衝突の衝撃とともに波しぶきが甲板に飛び散った。


 ノルウェー船に偽装した船と流線形の高速艇は、環境保護を標榜(ひょうぼう)する米団体「シー・シェパード(SS)」の抗議船。衝突した高速艇「アディ・ギル号」は船首が大きく破損し現場に放棄された。乗組員らはもう1隻の抗議船に救助され、そのまま立ち去った。洋上には油が漂い、船体の一部など多くの残骸(ざんがい)が海上に散乱していた。


 「これまでで最も危険な行為だった」。水産庁の委託を受けて調査捕鯨を行っている「日本鯨類研究所」の石川創調査部次長は現場海域から送られてきた映像をみて、こう語った。「これほどの衝突が起きて、死者が出ずに済んでよかった」とも付け加えた。


 ≪30年以上も活動≫


 SSは米国に本拠地を置く反捕鯨を主張する団体。国際的に知られる環境保護団体「グリーンピース(GP)」の幹部だった、ポール・ワトソン氏が代表を務める。ワトソン氏は路線対立からGPを事実上追放された後、SSを設立。これまでにも、日本の調査船団に対して、発煙筒を投げつけたり、スクリューに絡ませて航行不能にさせようとロープを海中に投げ入れたりと、過激な抗議活動を行ってきた。


 活動歴は古く、1980(昭和55)年にはポルトガルのリスボン港で捕鯨船に機雷を取り付け、爆破して沈没させる事件を引き起こしている。同年の国際捕鯨委員会(IWC)総会で、カナダが捕鯨の一時禁止に反対票を投じたことから、カナダ代表を「殺害する」と表明するなど物議を醸した。その後も世界各地で暴力的な反捕鯨活動を継続、メンバーらが逮捕されたこともある。


 日本の調査捕鯨船団に対しても2007(平成19)年から毎年、危険な妨害を繰り返している。警視庁公安部は08年、捕鯨船にロープを投げてスクリューにからませ、発煙筒18個を投げ込むなどして捕鯨妨害したとして、威力業務妨害容疑でSSのメンバー4人の逮捕状を取り、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配している。


 ≪著名人らが支援≫


 過激な行動は「エコ・テロリスト」(水産庁幹部)そのものだが、「メンバーなどの詳しい実態は不明な部分が多い」(同)。「調査捕鯨よりも、動物が生きる権利の方が重要だと考えている集団」と指摘するのは、水産行政に詳しいジャーナリスト、梅崎義人さんだ。


 反捕鯨に共鳴する欧米の資産家らによる寄付で、30年以上にわたって活動を継続。ロック歌手のミック・ジャガーさんやハリウッドの人気女優、ダリル・ハンナさんらが支持を表明。今シーズンの妨害の予算は約7億円にも上るという。


 先月6日の衝突事故で、ノルウェー船を偽装して日本船団を追尾していたのは、米人気テレビ司会者のボブ・バーカーさんの献金で購入した「ボブ・バーカー号」。SSが今シーズン初めて派遣した船だった。


 ≪殺傷能力ある矢≫


 放置されたアディ・ギル号の周辺から、今回初めて殺傷能力のあるアーチェリーの矢が4本回収された。水産庁の担当者は「回収したのは4本だが、周辺には数十本の矢が漂っていた。抗議活動に弓矢は必要ないだろう」と驚きとともに怒りをにじませた。


 妨害を中断し、現場から立ち去ったSS抗議船は先月28日、オーストラリアの港に帰港したのが確認された。


 「SSを再出港させてはいけない。日本政府は、なんとかすべきだ」。鯨類研究所の石川次長はこう強調していたが、結局、港で補給を終えるとすぐに出港。早速、今月6日に捕鯨妨害を再開した。


 先月の事故で大破したアディ号の代わりに、今度はボブ号がレーザー光線照射などを繰り返し、最後はまた、衝突を仕掛けてきた。ボブ号は日本の捕鯨船を小突くと、船体の「ドクロ」のマークを誇示しながら現場から立ち去った。


 「出港を許すから妨害を受ける。いつまで歯がゆい思いをしなくてはならないのか」。水産庁幹部の言葉は怒りに震えていた。


                   ◇


 日本の調査捕鯨船団に対するSSの妨害活動が止まらない。有効な対抗策がないまま、現場の乗組員らは調査活動を続けざるを得ない。SSをめぐる現状を追った。」


どうやら反日テロリスト集団・シー・シェパードとそれを支援する個人・企業・国家にとって、日本人の命などクジラ以下らしい。人命とクジラとどちらが大事なのかと世界中に問うまでもなく人命だろう。それとも、日本人など人間以下の『黄色い猿』ということなのか。日本人をモチーフにした『猿の惑星』や戦前の『白人至上主義』が頭をよぎる。アメリカ・オランダ・オーストラリア・ニュージーランドなどの国にとって、まだ日本人は『黄色い野蛮な猿』らしい。先の大戦で日本と戦ったこれらの国々にとって、日本は今でも『白人至上主義』を打ち砕き、自分達の『植民地』を奪った憎い『黄色い猿』の国なのだと改めて再認識せざるを得ない。

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