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今そこにある危機(242) [国際・政治情勢]

「中国、ミサイル迎撃実験 米台PAC3牽制か

2010年1月12日(火)8時0分配信 産経新聞

 【北京=野口東秀】中国は11日、地上配備型の弾道ミサイル迎撃システムの「技術実験」を実施した。国営新華社通信が伝えた。実験の詳細は不明だが、同通信は「所期の目的を達成した」と一定の成果を得たとしている。中国がミサイル迎撃システムの開発を認めるのは初めてとみられ、技術向上を示して弾道ミサイルを開発する周辺国に警告を発すると同時に、米国による台湾への兵器売却問題への牽制(けんせい)措置である可能性がある。

 新華社電は、「中国脅威論」の高まりを懸念する中国当局の意思を反映し、実験の内容、場所など詳細を伝えておらず、「防御的実験であり、いかなる国に向けたものではない」と強調している。


 しかし、中国は「宇宙を支配するか否かが軍事的勝敗を決める」(中国軍の専門家)との前提に立ち、衛星分野とともに、ミサイルを軸にした軍備を強化している。新型の大陸間弾道ミサイル(ICBM)「東風31A」、多弾頭化が指摘されミサイル防衛網の突破が可能な「東風21C」などはその象徴的な兵器だ。


 すでに中国は衛星破壊実験に成功し、弾道ミサイルの精度の高さを証明。今回の実験が一定の成果をおさめたとすれば、攻撃・防御が一体化した弾道ミサイル技術がかなりの速度で向上しているといえ、インドや北朝鮮など弾道ミサイルの開発国へのメッセージとなる。


 一方、米国防総省が台湾への地上配備型迎撃ミサイル(PAC3)などの売却準備を進めており、配備後は、中国の「東風11A」などの短距離弾道ミサイルに対する防御力が高まる。


 この動きに対し、中国外務省の報道官は「台湾海峡の平和と安定を損なう」と反発しており、発表は台湾への武器売却問題に絡む対米牽制の可能性がある。」


日米が普天間基地移転で揉めている間に隣国・中共支那は着々と日米同盟などに対抗する為、軍事力の近代化を推し進めているようです。恐らく、現状の地上配備型迎撃ミサイル(PAC3)などでは中共支那のミサイルを防ぎきることはできないでしょう。それなのに日本は勿論のこと、米国も弾道ミサイル迎撃システム(MD)の開発が事実上中断状態です。主に経済的理由と中共支那やロシアに対する政治的配慮によって完全に中止の恐れもあります。『専守防衛』が基本の日本は、これからどうやって中ロなどのミサイル配備に対抗していくのか、非常に危機的状況と言えるでしょう。

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