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今そこにある危機(72) [国際・政治情勢]






レーニン像が立っていた!!


放置されていた墓標・・・

「【鼓動2009】北方領土波高し 石油高騰で露復活 実効支配強化

2009.7.25 08:33 産経新聞

 北方領土で最大の択捉島。日本のビザなし交流団は一時、ロシア側の担当者に上陸を拒否された。ロシア側の強気の姿勢が目立つ。ロシア政府の大規模な投資が始まり、実効支配は強化されていた。7月上旬、ビザなし交流団に同行し、日露双方の主張がぶつかり合う領土問題の最前線をみた。(択捉、国後島 内藤泰朗)

 ■恫喝

 「ロシア固有の領土クリールへようこそ」

 8日、択捉島を管轄する露サハリン州クリール地区のラズミシキン地区長は、こう言ってビザなし交流団を“歓迎”した。その5日前に、北方領土を「日本固有の領土」と明記した北方領土問題解決促進特別措置法(北特措法)の改正案が、参院本会議で可決、成立したことへの抗議の意思表示でもある。そして、“歓迎”の言葉は「日本側がこの一方的で誤った議決を取り消さない限り、次のビザなし訪問団は受け入れない」という警告となっていった。

 それにとどまらない。地区長は、島に滞在中は勝手な行動を慎むよう注意し、前回訪問した交流団が、許可なく建立した墓標を持ち帰るよう求めた。「日本語で書かれた墓標を島に置くことは許さない」というのがその理由だ。従わないのであれば「実力を行使する」とまで言う。その墓標はすでに引き抜かれ、行政府の建物の入り口に立てかけられていた。

 日本側は鈴木宗男衆議院議員が「あなたの対応や領土問題への間違った認識は、今後の日露関係に悪影響を与えかねない」と反論した。すると、地区長は「では、視察前に新型インフルエンザの検査をみなさん全員にやりましょうか」。ソ連時代を想起させる恫喝である。

 対立の予兆は、訪問前からあった。今年1月、日本の北方四島への医療物資支援が中断された。日本側が「出入国カード」の提出を拒否したためだ。

 今回も、サハリン州が交流団に、択捉島上陸を拒否すると、訪問直前に通告してきた。結局、上陸は許可されたものの、艀(はしけ)が「故障した」との理由で、交流団員を乗せた船は沖合に停泊したまま約3時間も待たされた。

 ■自信

 記者(内藤)が10年前に択捉、国後島を訪れたときの友好ムードとはうって変わっていた。

 ロシアは当時、財政難にあり、日本からの支援が島の頼りだった。しかし、石油価格の高騰で復活したロシアは2007年、15年までに総額179億ルーブル(約555億円)を投じて、北方四島を含む島々の総合発展計画をぶちあげた。

 世界的な経済危機の影響で、計画は縮小される予定だという。それでも択捉島では、大型トラックや重機が茶色の砂ぼこりを巻き上げ、埠頭(ふとう)や空港、病院などの建設が進んでいた。「停電王国」と揶揄(やゆ)されたこの島では、火山の熱を利用した地熱発電所も稼働していた。国後島の古釜布(ふるかまっぷ)でも、埠頭の建設などが進む。かつて「地の果て」「棄民(きみん)の島」と呼ばれた島々は、活気づいている。

 「日本の支援がなくてもやっていける」。そうしたロシア側の自信が、かつての友好ムードを変えた。

 択捉島の商店には、中国、韓国製の輸入品が並ぶ。日本製はビールだけ。島民の平均月収は10万円近い。モスクワなど大都市並みだが、物価もモスクワ以上である。娯楽もない。人口は約7千人。島民の流出は続いている。それは国後島でも同じだ。

 将来が見えない島の地位に不安を抱く島民の心もかいま見えた。」

「親日派の行政区長が落選 北方四島の国後島

2009.10.12 11:23 産経新聞

 ロシア極東のサハリン州選挙管理委員会は12日、11日に行われた北方四島の国後島などを管轄する南クリール行政区の区長選の暫定結果として、親日的な立場で知られる現職のイーゴリ・コワリ区長(47)が落選し、ワシーリー・ソロムコ氏(46)が当選したと明らかにした。

 コワリ氏は2005年から区長を務めていた。南クリール行政区の内務局長を務めたソロムコ氏は、北方四島のロシア人住民と日本人の元島民らによるビザなし交流に反対の立場を過去に何度も表明している。

 選挙には5人が立候補。ロシアの政権与党「統一ロシア」から立候補したソロムコ氏は1071票を獲得。与党系政党「公正ロシア」から立候補したコワリ氏は597票で3位だった。(共同)」


最早、日本の強奪された領土を回復するには、憲法を改正して、『軍事力による解決』を図る以外に道は無いと私は思います。世界は『話し合い』だけで国際紛争が解決することが無いということを今の現実と過去の歴史が証明しています。所詮、国家間の外交の最終手段は『戦争』しか無いのです。外交とは、国益と国益とのぶつかり合いです。『空想的平和主義』の戦後日本人が考えるほど、世界は甘くはありません。世界は『性善説』でなく、『性悪説』で成り立っていることをいい加減日本人も自覚すべきです。

北方領土交渉秘録―失われた五度の機会

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