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今そこにある危機(274) [国際・政治情勢]

「中国ヘリ、また海自護衛艦に異常接近

2010年4月21日(水)22:49 読売新聞

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 沖縄本島と宮古島の間の公海上を今月10日に南下した中国艦隊の艦載ヘリが21日午後、沖縄本島の南方約500キロの太平洋上で、監視活動中の海上自衛隊の護衛艦「あさゆき」に異常接近して飛行した。

 中国艦隊のヘリは8日にも東シナ海で別の海自護衛艦に接近飛行を行い、日本政府が中国政府に事実関係の確認を申し入れたばかり。相次ぐヘリの接近を受け、外務省は21日夕、在京中国大使館を通じ、「同様の事案が繰り返されているのは問題だ」などと抗議した。

 防衛省によると、21日午後3時37分頃、中国艦隊から飛び立ったヘリが「あさゆき」に接近。約3分間にわたり、護衛艦の周りを2周し、水平距離で約90メートル、高さ約50メートルの距離まで接近したという。同省は「艦艇の安全航行上、極めて危険な行為だ」としている。潜水艦2隻を含む10隻の中国艦隊は、現在も太平洋上で訓練を行っているとみられ、監視活動を行う海自艦への挑発や偵察の可能性もある。」

「中国「必要な防衛措置」=ヘリ近接飛行を正当化

2010年4月23日(金)04:03 時事通信

 中国海軍の艦載ヘリコプターが海上自衛隊の護衛艦の周囲を近接飛行した問題で、中国政府が22日、「日本側の監視活動に対する必要な防衛措置だ」と日本政府に回答してきたことが分かった。日中関係筋が明らかにした。日本周辺海域で行動を活発化させる中国海軍への警戒感が高まる中、同国がヘリの近接飛行を正当化したことで、日本国内の反発が強まりそうだ。

 中国側の主張に対し、日本政府は「非常に危険な行為であり、再発防止を強く求める」と反論した。」 

「「日本は神経質」=海軍艦隊の沖縄近海通過-中国紙

2010年4月22日(木)16:03 時事通信

 【北京時事】中国の国際問題紙、国際先駆導報は22日、中国艦隊が最近、沖縄本島近海を通過し太平洋側に抜けたことなどに関し、「海洋国家の日本は、中国海軍の動向に最も敏感で神経質になっている」と指摘した。

 同紙は、中国の海軍艦艇が太平洋に抜けることが可能なルート4本を紹介。「公海上のため、潜水艦を含む中国海軍の艦艇が自由に通過でき、日本に通告する必要もない」と強調した。それにもかかわらず今回、海上自衛隊が追跡し、写真まで撮影して正常な航行を妨害したと批判している。

 さらに、日本や米国などが監視を強め、「中国海軍の外洋展開を封じ込めようとしている」と主張。「日本は中国艦艇がさらに頻繁に外洋に出ることに慣れるべきだ」とする中国海軍関係者の見解を紹介した。」 

「中国艦艇10隻、帰投か 防衛省発表 沖縄通過、東シナ海へ

2010年4月23日(金)08:00 産経新聞

 防衛省統合幕僚監部は22日、沖ノ鳥島(東京都小笠原村)西方海域で活動を続けていた中国海軍の艦艇10隻が同日午前0時半ごろ、沖縄本島と宮古島の間の海域を太平洋から東シナ海に向けて通過したと発表した。

 艦艇は東海艦隊(司令部・浙江省寧波)に所属しており、北西方向に向かっていることから、演習を終えて帰投する途中とみられる。10日に同じ海域を通り、東シナ海から太平洋に進出していた。

 太平洋側では補給艦からの洋上補給や艦載ヘリコプターの飛行訓練を実施したことが確認されている。

 折木良一統合幕僚長は22日の記者会見で「ここ数年来、中国艦艇の活動は活発になっている。中国海軍は能力をアップした」と指摘した上で、「引き続き監視態勢をとりたい」と、今後も動向を注視する考えを示した。」

「岡田外相、中国説明に不満表明 艦載ヘリ接近で

2010年4月23日(金)19:25 共同通信

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 岡田克也外相は23日午後の記者会見で、2度にわたる艦載ヘリコプターの海自護衛艦への接近を「必要な防衛措置」とした中国の説明に「納得していない」と不満を表明、引き続き対処を求める意向も明らかにした。海自護衛艦の警戒監視活動に関しては「必要な監視」とした上で「別に危険なことでもなければ法に違反することでもない」と強調。「(中国は)非常に危険な接近行為をした」と反論した。」

「沖縄近海航行 中国海軍 新戦略の始まり

2010年4月20日(火)08:00 産経新聞

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 □米「国際評価戦略センター」フィッシャー氏

 【ワシントン=古森義久】駆逐艦2隻、潜水艦2隻、フリゲート艦3隻など計10隻の中国艦隊が10日、沖縄近海を南下したことについて、米国のシンクタンク「国際評価戦略センター」のリチャード・フィッシャー主任研究員は、産経新聞とのインタビューで「中国海軍の新戦略の始まりであり、米軍への挑戦と日本の反応の探察を目的としている」との見解を明らかにした。

 

 同研究員は、今回の動きが中国人民解放軍海軍としてはこれまで沿岸から最も遠い距離に出ての最大規模の演習行動だと特徴づけ、「日本は中国海軍のこの種の拡大行動にこれから定期的に直面する」と述べた。

 中国側の戦略的狙いについて同研究員は、中国海軍が(1)遠洋活動能力を高め、多元的な艦隊、機能の確立を目指す新戦略のスタートとしている(2)訓練は東アジア、西太平洋での米海軍の覇権への挑戦を目指している(3)今回の艦隊の動きに日本がどう反応するかを考察することを意図している-という諸点をあげた。

 とくに日本への意味については「中国海軍は今回の訓練航行が象徴する拡大活動を今後定着させ、日本との領有権紛争を抱える東シナ海での海軍力の増強によって、主権の主張に、より強い実効を発揮させることを意図している」と述べ、中国が沖縄諸島に関しても日本の領有権を明確には認めていない点を指摘した。

 また、今回の中国艦隊の保有兵器に関連して(1)キロ級潜水艦が搭載する超音速のSS-N22サンバーン艦対艦ミサイルが有事の際、日本の自衛隊艦艇への大きな脅威となる(2)ソブレメンヌイ級駆逐艦が搭載する超音速SS-N27シズラー艦対艦ミサイルも自衛隊への脅威となるほか、米軍艦艇への接近拒否の威力を発揮できる-ことを指摘した。」


いよいよ中国海軍が本格的に太平洋への『侵略』を開始し始めました。『ソマリア沖の海賊対策』は、中国海軍にとっての初の遠洋での艦隊運用の試験的措置であり、太平洋への『侵略』の重要な『布石』でした。中国海軍の太平洋への『侵略』を拒む二大海軍が、米海軍と旧日本海軍の流れを汲む日本の海上自衛隊であります。いかに中国海軍の増強が著しいとはいえ、この二大海軍が合同でことに当たった場合、中国海軍も苦戦を強いられる可能性は大です。だから、中共支那は、『日米同盟』の無力化に尽力してきました。しかし、図らずも、日本の政権交代により、親中派の民主党が政権を握り、『日米同盟』は揺らぎ始めました。そのタイミングを狙って、太平洋に艦隊を派遣し、日本の領海を故意に侵犯したり、威嚇行為をしたりして、日本と米国の反応を探ったのでしょう。そして、日本の無策な『弱腰』と米国の日本の領土問題に対する『無関心』を確認した訳です。これから、中国海軍は、平気で、どんどん太平洋に出て行くでしょう。日本の尖閣列島を始めとする『離島』は危機的状態に陥ることは間違いありませんし、日本近海の石油・天然ガス・メタンハイドレートなどの海洋資源も奪われてしまうでしょう。日本もチベット・ウイグル・内モンゴル・満洲・台湾のように中共支那に飲み込まれてしまう運命にあるのでしょうか。私はとても不安です。

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