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今そこにある危機(126) [国際・政治情勢]

「昔の社会党の悪癖が抜けぬ遺物

2009年10月26日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ

●吹けば飛ぶような小政党のくせにゴチャゴチャ言うなら連立から切れと選挙民

 社民党には与党の自覚があるのだろうか。政権を運営する矜持(きょうじ)があるのだろうか。

 鳩山内閣に大臣を送り込み、政府の一員となった。政治主導の改革を実現する立派な当事者である。それなのに、「何でも反対」だった旧社会党時代の悪癖が抜けていないように見えるのだ。

 福島瑞穂党首(53=消費者相)が連立合意文書に残したサインは「小学生みたい」と笑われたが、幼稚なのは文字だけではないらしい。党首はもちろん、重野安正幹事長(67)の吠えようも、成熟した政治家の姿とはかけ離れている。

 民主党が、形ばかりの与党代表質問を見送れば、「立法府の自殺行為だ」(重野幹事長)と噛みつく。「それでは」と民主党と国民新党が、社民党に与党代表として質問するよう取りなすと、「社民党としての代表質問をやる」(重野幹事長)と息巻いた。

 官僚の答弁を禁止する国会法改正案にも、「表現の自由や審議を侵害する可能性がある」(福島党首)と反対だし、鳩山首相の所信表明演説にも、あれこれと注文をつける。大した仕事もしていないくせに文句だけは一丁前の新入社員と変わらない。

 懸案の米軍基地問題もそうだ。沖縄県の負担軽減は当然だし、日本をなめたような米国側の強硬な態度は許せない。しかし、「今すぐ出ていけ」と言うだけでは、米軍が動く可能性はゼロ。本気で追い出したいのなら、現実的な方法を探る必要もある。それをやらずに「何でもハンターイ」と叫ぶだけでは、野党時代と同じだろう。

 政治評論家の本澤二郎氏が言う。

「社民党の人たちは、表に出てラッパを吹く必要はありません。政権にいるのですから、内部で意見をすりあわせればいいのです。ただし、それをやると政権にいても目立たない。埋没してしまいます。民主党は来年7月の参院選も勝ち、単独で過半数を確保する公算が大きい。それまでに“連立効果”を発揮して、社民党独自の主張をしなければ、存在意義がないと考えているのです」

 社民党は衆院7議席、参院5議席の吹けば飛ぶような政党だ。最近は影も薄く、消滅寸前に追い込まれていた。それで3党連立を振り回すことで存在感をアピールしようと考えているのなら勘違いも甚だしい。

 国民は民主党に政権を任せたのだ。政権の足を引っ張る社民党は目障りなだけである。

 福島党首も、習字はやらなくてもいいから、政権担当能力は磨いてもらいたい。

(日刊ゲンダイ2009年10月23日掲載)」


社民党はもう要りませんね。与党の一員という自覚が全くないく、野党意識が抜けないのでしょう。最早時代遅れの政策ばかり掲げて、与党として現実的な政策へ移行しようとする民主党・国民新党の足を引っ張って、わがままばかり叫んでいるという感じですね。まるで反抗期の子供のようです。

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