今そこにある危機(119) [国際・政治情勢]
「外相「天皇お言葉」発言、政治利用との批判も
2009年10月23日(金)21時44分配信 読売新聞
岡田外相が23日の閣僚懇談会で、国会の開会式での天皇陛下のお言葉について「ほぼ毎回同じ内容で閣議決定されている」と見直しを提起したことが波紋を呼んでいる。
内閣の助言・承認事項のお言葉について、閣僚が見直しを求めたのは異例。与野党問わず「天皇の政治利用」につながると批判する声が出ている。
岡田氏は同日夕の記者会見で、発言の真意について「(内閣が)無難に対応しようという官僚的発想で同じ表現が続いている。(国会の開会式で)いつも私は気になっていた」と説明し、「同じあいさつの繰り返しは陛下に申し訳ない」と強調した。
これに対し、民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は同日の記者会見で「お言葉を政治的にあれこれ言うのは極めて不適切だ」と批判。社民党の福島党首(消費者相)は記者団に「慎重に考えるべきだ。現状でいい」と述べ、自民党の大島幹事長も「行き過ぎた発言で、民主党のおごりを感じる」と語った。
憲法の学説では、開会式での天皇のお言葉は、国事行為と私的行為の中間にある「公的行為」と位置づけられている。国会関係者の一人は「内閣の助言と承認は、天皇の政治利用を防ぐことが目的だ。そもそも公的行為で天皇の思いを伝える必要はない」と指摘している。」
「岡田外相発言 国政の場、一定の制約 宮内庁長官が見解
2009年10月24日(土)8時0分配信 産経新聞
岡田克也外相の発言について宮内庁の羽毛田(はけた)信吾長官は23日、「陛下の憲法上のお立場をふまえれば、毎回違うお言葉になるような性格のものではない」と述べ、国政の場での陛下のお言葉には一定の制約があるとの見解を示した。羽毛田長官は「陛下の国会開会式でのお言葉は国事行為に準じた位置付けであり、閣議で決定される」と指摘し、一義的には内閣で議論すべきだとの考えも示した。
別の宮内庁幹部は、「憲法では、天皇は『国政に関する権能を有しない』と規定しており、政治そのものを扱う国会でのお言葉は慎重にも慎重であるべきだと思う。中身が同じであっても、陛下は毎回気持ちを込めて読んでおられる」と語った。
岡田外相の発言には、識者らからもさまざまな反応の声が上がった。
高崎経済大学の八木秀次教授(憲法)は「岡田氏の発言を要約すると天皇陛下に『お言葉のあり方を考えてほしい』と言っているに等しい。陛下は政治的、党派的な発言をなさらぬよう心がけておられる。国会開会式も、もろもろの事情を踏まえてあのようなご発言になっている。岡田氏の発言はそうした事情を十分に斟酌(しんしゃく)しない、非常に不遜(ふそん)な発言に思える」と指摘する。そのうえで「仮に岡田氏の発言を踏まえて陛下がお言葉を変更されたとしたら強い違和感を覚える」と話している。
また、11月に開かれる天皇陛下の即位20年の奉祝行事にもかかわる団体の幹部は「岡田氏の発言の真意がどこにあるか不明な点もある」としながらも、「岡田氏が誰に向かって発言したかが問題。岡田氏の発言は一閣僚の立場で許されるのかという印象もあるが、『政府がお言葉を作成する際に、陛下の思いをもっと踏まえて作成されるべきである』という意味ならば全く異論はない。政府への注文ならばむしろ歓迎する内容だ」と話している。」
ジャスコ岡田外相が、また物議を醸しています。何故、一閣僚が、国会の開会式での天皇陛下のお言葉について文句を言うのか理解出来ません。岡田氏は最近何事も傲慢になっておりますな。非常に不遜(ふそん)な発言です。それに天皇陛下が国政に関与するような発言を求めるのは憲法違反です。
2009年10月23日(金)21時44分配信 読売新聞
岡田外相が23日の閣僚懇談会で、国会の開会式での天皇陛下のお言葉について「ほぼ毎回同じ内容で閣議決定されている」と見直しを提起したことが波紋を呼んでいる。
内閣の助言・承認事項のお言葉について、閣僚が見直しを求めたのは異例。与野党問わず「天皇の政治利用」につながると批判する声が出ている。
岡田氏は同日夕の記者会見で、発言の真意について「(内閣が)無難に対応しようという官僚的発想で同じ表現が続いている。(国会の開会式で)いつも私は気になっていた」と説明し、「同じあいさつの繰り返しは陛下に申し訳ない」と強調した。
これに対し、民主党の西岡武夫参院議院運営委員長は同日の記者会見で「お言葉を政治的にあれこれ言うのは極めて不適切だ」と批判。社民党の福島党首(消費者相)は記者団に「慎重に考えるべきだ。現状でいい」と述べ、自民党の大島幹事長も「行き過ぎた発言で、民主党のおごりを感じる」と語った。
憲法の学説では、開会式での天皇のお言葉は、国事行為と私的行為の中間にある「公的行為」と位置づけられている。国会関係者の一人は「内閣の助言と承認は、天皇の政治利用を防ぐことが目的だ。そもそも公的行為で天皇の思いを伝える必要はない」と指摘している。」
「岡田外相発言 国政の場、一定の制約 宮内庁長官が見解
2009年10月24日(土)8時0分配信 産経新聞
岡田克也外相の発言について宮内庁の羽毛田(はけた)信吾長官は23日、「陛下の憲法上のお立場をふまえれば、毎回違うお言葉になるような性格のものではない」と述べ、国政の場での陛下のお言葉には一定の制約があるとの見解を示した。羽毛田長官は「陛下の国会開会式でのお言葉は国事行為に準じた位置付けであり、閣議で決定される」と指摘し、一義的には内閣で議論すべきだとの考えも示した。
別の宮内庁幹部は、「憲法では、天皇は『国政に関する権能を有しない』と規定しており、政治そのものを扱う国会でのお言葉は慎重にも慎重であるべきだと思う。中身が同じであっても、陛下は毎回気持ちを込めて読んでおられる」と語った。
岡田外相の発言には、識者らからもさまざまな反応の声が上がった。
高崎経済大学の八木秀次教授(憲法)は「岡田氏の発言を要約すると天皇陛下に『お言葉のあり方を考えてほしい』と言っているに等しい。陛下は政治的、党派的な発言をなさらぬよう心がけておられる。国会開会式も、もろもろの事情を踏まえてあのようなご発言になっている。岡田氏の発言はそうした事情を十分に斟酌(しんしゃく)しない、非常に不遜(ふそん)な発言に思える」と指摘する。そのうえで「仮に岡田氏の発言を踏まえて陛下がお言葉を変更されたとしたら強い違和感を覚える」と話している。
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タグ:国際・政治情勢
「お言葉」を変えれば、アサヒ、毎日、TBSが待ちに待っていた皇室批判が堂々とできますね。
by T.N (2009-10-24 23:24)
いやいや、国政をとった民主党 叩かれてますね・・・
訪問ありがとうございました^^
( ゚∀゚)o彡°広告もランキンクも゙☆ポチッとオウエン☆
by やまがたん (2009-10-25 04:54)
T.Nさん、nice!&ご訪問&コメントありがとうございます。
ジャスコ岡田氏は、皇室をわざわざ国政に関与させるような発言をさせてマスゴミどもに叩かせるのが狙いなのか、それとも政権交代した民主党を誉めてもらいたいのか、いずれにしても傲慢な発言ですな。
by gaiagear (2009-10-25 08:30)
やまがたんさん、nice!&ご訪問&コメント&応援いつもありがとうございます!
まあ、昔から政権与党は、世間から叩かれるのが、常ですからね。
それだけ、責任が重大になったということですよ。
だから、閣僚も発言には慎重になるべきでしょう。
by gaiagear (2009-10-25 08:36)