SSブログ

民主党VS検察との「全面戦争」へ、しかし、世論は!? [国際・政治情勢]

「民主党大会 「全面戦争」連立与党は困惑

2010年1月17日(日)8時0分配信 産経新聞

 政権交代の成果を強調し、夏の参院選に向け、気勢を上げるはずだった16日の民主党定期党大会は、小沢一郎幹事長の資金管理団体の土地購入事件が重大局面を迎えたことを受け、暗転した。小沢氏の強気の続投宣言に異論もなく淡々と議事を進行したが、鳩山政権にカタストロフィー(破滅的結末)がジワジワと迫りつつある。

 小沢氏が演壇に上がると約2千人がひしめき合う日比谷公会堂は水を打ったように静まり返った。


 「党大会に合わせたかのように逮捕が行われた。それがまかり通るなら、日本の民主主義の将来は暗澹(あんたん)たるものになる」


 小沢氏の激しい検察批判に会場からは「そうだ!」と同調する声が上がり、最後は大きな拍手がわいた。この演説を意気に感じた議員も多く、森裕子選対委員長代理は「検察をトップとする官僚機構と国民の代表である民主党政権との全面的な戦争です。一致団結して最後まで戦う」とまくし立てた。


 民主党は野党時代に自民党の「政治とカネ」問題を追及してきたが、小沢氏にさらなる説明責任を求める声は皆無。多くの議員は記者団の取材にも応じず、閉会後はそそくさと会場を立ち去った。


 連立与党も困惑の色を隠さない。来賓の社民党党首の福島瑞穂消費者・少子化担当相は「国民は真摯な説明を求めている」と言葉少な。国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は「民主党は困難を乗り越え、鳩山政権を力強く支えていただくことを心からお祈りする」と述べただけ。ただ、新党大地の鈴木宗男代表は「検察の暴走はいけない」と気勢を上げた。


 小沢氏は15日夜に党有力議員らに次々に電話をかけ、続投のコンセンサスを得た。これが奏功し、表だった批判は封印された。


 だが、参院選第1次公認候補の壇上での紹介は事件のあおりで取りやめとなった。党内では内閣支持率や参院選を懸念する声が絶えない。ある衆院若手は「最悪だ。普通に考えたら幹事長は辞めるべきでしょ。きょうの説明では参院選は持たない」と焦りを隠さない。「このままいったら首相も小沢氏もおしまい」(中堅)との声も漏れる。


 そんな中、小沢氏に距離を置く渡部恒三元衆院副議長、仙谷由人国家戦略・行政刷新相、枝野幸男元政調会長らは16日夜、仙谷氏の誕生祝いを名目に東京・赤坂の日本料理店に集まった。政変を見据えた動きは早くも始まっている。」

「小沢幹事長「辞任すべきだ」70%…読売調査

2010年1月18日(月)03:04読売新聞

3483841

 小沢民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、元秘書の石川知裕衆院議員らが逮捕されたことを受け、読売新聞社は16日夕から17日にかけて、緊急全国世論調査(電話方式)を実施した。

 鳩山内閣の支持率は45%で、前回調査(8~10日)の56%から11ポイント急落し、不支持率42%(前回34%)とほぼ同水準となった。元秘書が逮捕された事件の責任を取って、小沢氏は幹事長を辞任すべきだと思う人は70%に達し、「その必要はない」21%を大きく上回った。小沢氏の「政治とカネ」の問題に対する国民の厳しい視線は、18日召集の通常国会や今後の政局に影響を与えそうだ。

 「小沢氏は幹事長を辞任すべきだ」と答えた人に限って、小沢氏が衆院議員を辞職すべきかどうかを聞いたところ、「辞職すべきだ」70%、「その必要はない」25%だった。全体の5割弱が議員辞職が必要だと考えていることになる。小沢氏が国民に説明責任を果たしているとは思わない人は91%(同91%)を占め、東京地検が求めている事情聴取に「応じるべきだ」との答えは88%に達した。

 小沢氏に幹事長を続投させる考えを示した首相の判断については、「適切だと思う」と答えた人は21%にとどまり、「そうは思わない」が68%に上った。今回の事件が鳩山内閣の政権運営に与える影響を聞くと、「非常にある」42%、「ある程度ある」43%となり、合わせて8割超が事件を深刻に受け止めていた。

 「小沢問題」については、民主支持層に限って見ても、「幹事長を辞任すべきだ」と思う人は過半数の53%、「東京地検の事情聴取に応じるべきだ」は83%に上った。幹事長続投を容認した首相の判断についても、適切だとは思わない人は51%、「適切だと思う」は37%で、批判が強かった。

 政党支持率は民主が34%(前回39%)に下がり、自民は20%(同16%)。支持政党のない無党派層は33%(同35%)だった。今夏の参院比例選での投票先に関しては、民主は28%(同35%)に後退し、自民は21%(同20%)で横ばいだった。」

「鳩山首相を縛る「小沢依存」…党内に危ぶむ声

2010年1月18日(月)9時10分配信 読売新聞

 「今日一日がまさに、命を大事にする一日だ。もっとずっと居たいな」

 鳩山首相はにこやかに語った。17日、神戸市で開かれた阪神大震災の追悼式典に出席した後、市内の先端医療センターなどを視察し、その感想を記者団に聞かれた時のことだ。しかし、民主党の小沢幹事長に「どうぞ闘って下さい」と促した16日の発言の真意に質問が及ぶと表情を引き締め、「不適切だとは思っていません」と語気を強めた。

 首相が16日の小沢氏との会談で幹事長続投を認め、検察との対決を支援するような発言をしたことを危ぶむ声は党内に強い。ある閣僚はこの数日前、首相に直接、「そろそろ小沢氏から距離を置いたらどうか」と進言したが、首相は取り合わなかったという。

 首相は昨年3月、小沢氏の秘書が西松建設の違法献金事件で逮捕された時も、幹事長として「国策捜査だ」などと検察を批判し、代表だった小沢氏の全面擁護に回った。首相の小沢氏に対する極端なほどの「傾斜ぶり」について、ある幹部は「資金力はあるが、政治的な手腕に乏しかった鳩山氏が党内で生き残るには、小沢氏の力が必要だった」と解説する。

 実際、2003年に小沢氏が率いる自由党が民主党に合流した際、民主党代表は菅財務相だったが、合流の下地を作ったのは前代表の鳩山氏だった。「外様」の小沢氏にとっても、民主党のオーナー的存在で名門出身の鳩山氏に近づくことが、党に溶け込む足場となった。以来、二人三脚で党内の地歩を固め、ついに政権交代を実現したわけだ。

 こうして誕生した鳩山政権は、小沢氏が事実上、1人で選挙も国会対応も取り仕切る「小沢依存」の態勢となっている。通常国会開会を直後に控え、夏に参院選が待ち受ける中で、首相には小沢氏を突き放す選択肢はなかった。

 当の小沢氏はこの日、長崎市で開かれた党長崎県連のパーティーで20分間あいさつしたが、事件については、最後に「またまたお騒がせをいたしまして……」と述べただけ。会場からは「なかなか事件のことを言わんのう」と不満も出たが、小沢氏は選挙の陣頭指揮をとる自らの力を誇示するかのように、「参院選で勝利を収めることで初めて、民主党の内閣の基盤が盤石なものとなる。それが本当に日本に民主主義を定着させることになる」と続けた。

 首相と小沢氏は強行突破を選択したが、国民の見方は厳しい。事件を受けた読売新聞社の緊急全国世論調査では、内閣支持率が11ポイントも急落した。

 「小沢君に共同責任があるかどうかは、国民世論を見なければならない」

 渡部恒三・元衆院副議長は17日のテレビ番組でこう指摘した。いったんは抑え込んだ小沢氏への批判が党内で広がれば、政権の足元も大きく揺らぐことになる。」

「女性、無党派層「鳩山離れ」一気に

2010年1月18日(月)8時9分配信 読売新聞

3483840

 読売新聞社の緊急全国世論調査で、鳩山内閣支持率は45%に急落し、国民の「鳩山離れ」が一気に進んだことが鮮明になった。

 その要因の一つは女性の離反にある。女性の支持率は41%(前回55%)に下落し、初めて不支持率43%(同32%)が上回った。男性の支持率も57%から50%に下がったが、落ち込みは女性が著しい。

 支持政党のない無党派層でも鳩山内閣への支持は大きく揺らいだ。無党派層に限ってみると、内閣支持率は前回の38%が24%となり、不支持率は55%(前回45%)で初めて過半数を占めた。無党派層では「小沢氏は幹事長を辞任すべきだ」と思う人は73%(全体では70%)、幹事長続投を認めた鳩山首相の判断を適切だとは思わない人は72%(同68%)と高く、「小沢問題」が引き金になったようだ。

 民主支持層を見ると、内閣支持率は90%と高水準を維持しているが、今夏の参院比例選で民主党に投票すると答えた人は69%(前回76%)に減った。小沢氏の幹事長続投や、これを容認した首相の判断への批判は民主支持層でも強く、参院比例選での投票先にも影響したと言えそうだ。(世論調査部 寉田知久)」


国民を舐めてもらっては困ります。検察と小沢氏のどちらが悪いかといえば、当然、小沢氏であることは明白です。私自身、日本の検察は警察より公平であることを体験したことがあり、証拠もなしに『国策捜査』をするようなことはないでしょう。民主党はまるで『朝鮮総連』と同じようなことを言っています。自分の国の検察を信用せず、検察の『陰謀説』を唱えて、検察に『宣戦布告』して『全面戦争』するなどとは、一体どこの国の首相と政府と政権与党ですか!?非常識も甚だしいです。国民もようやく民主党離れを始めました。国民も民主党の無能さと危険さに気付き始めたのでしょうね。あまり『国民』の代表だから何をやってもいいと調子に乗っていると今度の参院選で民主党は敗北するのではないかと思います。

小沢一郎 嫌われる伝説

小沢一郎 嫌われる伝説

  • 作者: 渡辺 乾介
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/11/30
  • メディア: 単行本



小沢一郎 虚飾の支配者

小沢一郎 虚飾の支配者

  • 作者: 松田 賢弥
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/07/09
  • メディア: 単行本



検察vs.小沢一郎―「政治と金」の30年戦争

検察vs.小沢一郎―「政治と金」の30年戦争

  • 作者: 産経新聞司法クラブ
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2009/06
  • メディア: 単行本



鳩山一族 その金脈と血脈 (文春新書)

鳩山一族 その金脈と血脈 (文春新書)

  • 作者: 佐野 眞一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2009/11/19
  • メディア: 新書



鳩山由紀夫と鳩山家四代 (中公新書ラクレ)

鳩山由紀夫と鳩山家四代 (中公新書ラクレ)

  • 作者: 森 省歩
  • 出版社/メーカー: 中央公論新社
  • 発売日: 2009/09
  • メディア: 新書



民主党の正体−矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)

民主党の正体−矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: オークラ出版
  • 発売日: 2009/08/31
  • メディア: 単行本



迷走日本の行方――内閣支持率70%?!死に至る日本の病と新政権(OAK MOOK 308 撃論ムック)

迷走日本の行方――内閣支持率70%?!死に至る日本の病と新政権(OAK MOOK 308 撃論ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: オークラ出版
  • 発売日: 2009/10/16
  • メディア: 単行本


人気ブログランキングへ
ブログランキング・にほんブログ村へ

nice!(6)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 6

コメント 4

townsrus

それより重要な問題は、下降した民主党の支持率にも届かない自民党の支持率の低さですね。
by townsrus (2010-01-20 01:40) 

gaiagear

townsrusさん、nice!&ご訪問&コメントどうも有難う御座います。
自民党では選挙で勝てないと自民党内から離脱者や新党結成の動きが相次ぎ、尚更国民の支持を得られなくなっているようです。
私は保守としての自覚もなく、自民党を真の保守政党として立て直すという大計もなく、選挙で当選するという目先のことにとらわれて自民党から離脱するような姑息な連中は落選すればいいと思います。
by gaiagear (2010-01-20 02:00) 

townsrus

自民党を離脱して、みんなの党に駆け込もうとする輩は落ちたほうが良いです♪
by townsrus (2010-01-20 13:33) 

gaiagear

townsrusさん、nice!&ご訪問&コメントどうも有難う御座います。
自民党が再生しなければ、2大政党制は成り立たず、現在、失策続きで迷走中の民主党の独裁になってしまいます。
自民党には早く再生して欲しいですね。
by gaiagear (2010-01-21 03:47) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。