今そこにある危機(195) [国際・政治情勢]
「普天間、ブレる首相発言 日米合意、無視せず→前提としない→重い
2009年11月17日(火)8時0分配信 産経新聞
■政府、修正の妙案なく
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題で、鳩山由紀夫首相の発言の「ブレ」が続いている。日米首脳会談で合意した閣僚級作業グループの開催を前にした16日朝に「日米合意のもとにすべてを決めるなら議論する必要はない」と言ったかと思うと、同日夕には「日米合意は重い」。なぜブレは続くのか。
背景に「世論重視」の首相の政治スタイルがある。「沖縄の皆さんの思い」というフレーズを好み、沖縄県読谷村(よみたんそん)のひき逃げ事件では「基地があるからこういう事故が起こる」。県民を代弁したいとの姿勢が強く、発言の力点を左右する。マニフェスト(政権公約)の目玉「高速道路無料化」も、世論調査で不人気と分かると方針転換に言及するなど世論重視は徹底している。
首相にも日米関係への配慮はみえるが、日によってまちまちだ。「日米合意を無視して結論を出すつもりはない」(11月2日)の後で「合意のもとにすべてを決めるなら議論する必要はない」(同16日)と言う。あれもこれも語る手法が問題を複雑にしている。
民主党関係者が指摘するのは「首相には日米合意の基本である抑止と地元負担のバランスという感覚が少ない」点だ。日米合意の閣議決定にも明記された概念で、米軍の抑止力への理解が根底にないと日米安保は発展しないという考えだ。これが欠けると発言がブレるという解説だ。
実は民主党内にも、抑止と地元負担のバランスを取る「民主党らしい解決シナリオ」(党関係者)があった。衆院選期間中に党幹部が語った沖縄県外への移設論議を撤回し、キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画にできるだけ近い内容で着地する考えだ。
岡田克也外相、北沢俊美防衛相ら関係閣僚は、来年半ばまで時間をかけ「県外移設路線」を軌道修正する案をまとめたが、首相は10月16日、沖縄県名護市長選(来年1月)と県知事選(同11月)を挙げて「その間の来年半ばに決着」と発言し、結論を先取りしてしまった。これに米側が態度を硬化させると、岡田、北沢両氏は「年内」「早期に結論」を言わざるを得なくなり、「調整した結果の軌道修正にしたかった」(政府関係者)と悔やむ。
岡田氏らと首相のズレも、当初のシナリオに戻ろうとする岡田氏との齟齬(そご)のようだ。岡田、北沢両氏は16日、首相官邸で平野博文官房長官と協議したが、首相のブレを調整する妙案は見つかっていないようだ。」
鳩ポッポ首相は、その時の気分次第で、意見をコロコロ変えるので、周囲はフォローが大変でしょう。鳩ポッポ首相の言動を見ていると、躁鬱病か、統合失調症の患者を見ているみたいで、本当に大きな病院の精神神経科に診察してもらった方が良くはないかとよく奥さんが言わないなあと思うが、考えてみたら奥さんも宇宙人にさらわれたとか、前世で例のハリウッド俳優と関係があったとか言っているアブナイ人だったと思い出しました。『類は友を呼ぶ』(悪く言えば、割れ鍋に閉じ蓋!?)とはよく言ったものですな。
2009年11月17日(火)8時0分配信 産経新聞
■政府、修正の妙案なく
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題で、鳩山由紀夫首相の発言の「ブレ」が続いている。日米首脳会談で合意した閣僚級作業グループの開催を前にした16日朝に「日米合意のもとにすべてを決めるなら議論する必要はない」と言ったかと思うと、同日夕には「日米合意は重い」。なぜブレは続くのか。
背景に「世論重視」の首相の政治スタイルがある。「沖縄の皆さんの思い」というフレーズを好み、沖縄県読谷村(よみたんそん)のひき逃げ事件では「基地があるからこういう事故が起こる」。県民を代弁したいとの姿勢が強く、発言の力点を左右する。マニフェスト(政権公約)の目玉「高速道路無料化」も、世論調査で不人気と分かると方針転換に言及するなど世論重視は徹底している。
首相にも日米関係への配慮はみえるが、日によってまちまちだ。「日米合意を無視して結論を出すつもりはない」(11月2日)の後で「合意のもとにすべてを決めるなら議論する必要はない」(同16日)と言う。あれもこれも語る手法が問題を複雑にしている。
民主党関係者が指摘するのは「首相には日米合意の基本である抑止と地元負担のバランスという感覚が少ない」点だ。日米合意の閣議決定にも明記された概念で、米軍の抑止力への理解が根底にないと日米安保は発展しないという考えだ。これが欠けると発言がブレるという解説だ。
実は民主党内にも、抑止と地元負担のバランスを取る「民主党らしい解決シナリオ」(党関係者)があった。衆院選期間中に党幹部が語った沖縄県外への移設論議を撤回し、キャンプ・シュワブ沿岸部に移設する現行計画にできるだけ近い内容で着地する考えだ。
岡田克也外相、北沢俊美防衛相ら関係閣僚は、来年半ばまで時間をかけ「県外移設路線」を軌道修正する案をまとめたが、首相は10月16日、沖縄県名護市長選(来年1月)と県知事選(同11月)を挙げて「その間の来年半ばに決着」と発言し、結論を先取りしてしまった。これに米側が態度を硬化させると、岡田、北沢両氏は「年内」「早期に結論」を言わざるを得なくなり、「調整した結果の軌道修正にしたかった」(政府関係者)と悔やむ。
岡田氏らと首相のズレも、当初のシナリオに戻ろうとする岡田氏との齟齬(そご)のようだ。岡田、北沢両氏は16日、首相官邸で平野博文官房長官と協議したが、首相のブレを調整する妙案は見つかっていないようだ。」
鳩ポッポ首相は、その時の気分次第で、意見をコロコロ変えるので、周囲はフォローが大変でしょう。鳩ポッポ首相の言動を見ていると、躁鬱病か、統合失調症の患者を見ているみたいで、本当に大きな病院の精神神経科に診察してもらった方が良くはないかとよく奥さんが言わないなあと思うが、考えてみたら奥さんも宇宙人にさらわれたとか、前世で例のハリウッド俳優と関係があったとか言っているアブナイ人だったと思い出しました。『類は友を呼ぶ』(悪く言えば、割れ鍋に閉じ蓋!?)とはよく言ったものですな。
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タグ:国際・政治情勢
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