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今そこにある危機(187) [国際・政治情勢]

「オバマ米大統領きょう来日 苦悩の鳩山首相 普天間…結論「年内の壁」

2009年11月13日(金)8時0分配信 産経新聞

 鳩山由紀夫首相は13日夜、初来日するオバマ米大統領と首相官邸で会談する。日米間の最大の懸案である米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題は、代替施設の検証に関する閣僚級の作業部会に棚上げし、首脳間の正面衝突を回避した。しかし、米政府は水面下で移設問題の年内決着を求めており、2回目の首脳会談は、信頼構築に主眼が置かれた今年9月の初会談と打って変わり、友好ムード一色とはいきそうにない。

                  ◇


 首相は12日夕、「大統領とは日米両国間のテーマは当然議論するが、よりグローバルな課題に時間を割き議論したい」と官邸で記者団に語り、首脳会談に期待を示した。首相としては普天間問題を最小限にとどめ、こだわりのある核軍縮や地球温暖化問題を中心に議論を深める考えだ。


 ただ、米側は岡田克也外相が今年9月の就任時に移設問題に100日間かけて取り組むとした発言を逆手に取り、年内に移設問題に結論を出すよう繰り返し求めている。日米両国の予算編成に影響が出ることに加え、来年1月の名護市長選で「基地」が争点になった場合、県内移設反対派が当選し、移設問題が再び膠着(こうちゃく)状態に陥る恐れがあるためだ。


 首相は一時、来年1月24日に予定される名護市長選での「民意」を踏まえ、結論を出す考えを示していた。だが、方針を決めきれない政府に沖縄はいらだち始めており、「軌道修正」を迫られている。


 キャンプ・シュワブ沿岸部への移設を容認してきた名護市の島袋吉和市長は12日、「政府が普天間飛行場の危険性を早期に解決できる代替案を提示すれば歓迎する」としつつも、「ベストは県外(移設)だ。(市が)代替施設を誘致したものではない」と述べた。そのため、首相は12日、「県民の思いを尊重し、最終結論はできるだけ急ぎたい」と早期決着に意欲を示した。


 来年は名護市長選を皮切りに11月の知事選に至る沖縄県内の地方選が次々と行われる「選挙イヤー」。移設問題を来年に先送りすれば、「基地」が争点となるため、決着のタイミングは日米安全保障体制に重大な影響を与えることになる。


                  ◇


 ■核廃絶など3分野 両首脳が共同文書


 鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領は13日に行う日米首脳会談で、核廃絶と地球温暖化対策、経済交流の3分野で協調して取り組む方針を宣言する共同文書をとりまとめる。」

「米大統領おいての首相離日に「失礼かはノーコメント」と官房長官

2009.11.13 11:34 産経新聞

 平野博文官房長官は13日午前の記者会見で、同日夜の日米首脳会談後の深夜、鳩山由紀夫首相がオバマ米大統領を日本に残す形で、アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議出席のためにシンガポールに出発することについて、「(首脳会談など)公式日程にはきちっと首相や関係閣僚が出席をし、万全の態勢でお迎えをする」と述べ、問題はないとの認識を示した。ただ、同時に「外交上の失礼にあたるかどうかは、コメントを差し控えたい」とした。

 オバマ氏は14日、都内で東アジア政策に関する演説を行い、天皇皇后両陛下との御昼餐に出席する。演説には岡田克也外相が出席する予定。」

「「日本は米国に冷淡」NYタイムズ紙、鳩山政権批判

2009年11月12日(木)21時59分配信 読売新聞

 【ニューヨーク=吉形祐司】オバマ米大統領の訪日にあわせ、12日付米紙ニューヨーク・タイムズは国際面で、日米関係を2ページにわたり特集。

 鳩山政権の対米姿勢について、米軍普天間飛行場移設問題を中心に批判的な論調を展開した。

 特集は民主党政権に失望する沖縄県民の声を拾ったルポをメーンに据え、「日本は米国に冷淡」の見出しの記事で日米関係は「1990年代の貿易摩擦以来、最も対立的」と指摘。「日本政府は突然、米当局者と公然と争うことを躊躇(ちゅうちょ)しなくなった」と論じた。また、9月に米ピッツバーグで開かれたG20首脳会議の夕食会で、鳩山夫妻がオバマ夫妻を長時間待たせたエピソードも紹介した。

 12日付の電子版には、保守派の日本専門家マイケル・オースリン氏の「きしむ同盟」と題した寄稿を掲載。同氏は「日米の民主党には共通の基盤がほとんどない」とし、「共通基盤を見つけられなければ、両国は協力の意欲を失い、中国など他のアジア諸国により関心を持つことになるだろう」と警告した。」

「オバマ大統領のアジア歴訪、最初の訪問国・日本が「最大の難関」―香港紙

2009年11月12日(木)20時5分配信 Record China


11日、香港紙は、13日から7日間の日程で始まるオバマ米大統領のアジア初歴訪について、最初の訪問国となる日本が最大の難関になると報じた。写真は沖縄。

2009年11月11日、香港紙・文匯報は、13日から7日間の日程で始まるオバマ米大統領のアジア初歴訪について、最初の訪問国となる日本が最大の難関になると報じた。中国新聞網が伝えた。

オバマ大統領の訪日は就任後初。日米同盟をアジア政策の礎石としている米国に対し、民主党・鳩山由紀夫首相は就任後、従来の「米国追従」から脱却する姿勢を示している。両国は、普天間基地移転問題や在日米軍再編計画、アフガニスタンやパキスタンへの支援問題など早急に解決すべき難題が山積みだ。

オバマ大統領と鳩山首相は10日の電話会談で、13日に行われる首脳会談について、未来志向の日米関係強化やアフガニスタン支援、地球温暖化対策について話し合うことを確認したが、普天間基地移転問題については言及しなかった。米側は「首脳会談の主な議題にはならない」と表明している。

だが、沖縄では8日、基地の県内移設に反対する2万人の住民が大規模な集会を開き、いまだ方針が定まらない首相に「県外移設の公約」を守るよう訴えた。前日の7日には米軍兵士によるひき逃げ事件も発生し、火に油が注がれた状態になっている。こうした空気は、オバマ大統領の初訪日に少なからず暗い影を落とすことになるだろう。(翻訳・編集/NN)」


鳩ポッポの外交音痴の所為で、日米関係はかつて無いほど悪化してしまった。しかも、米国の大統領が訪日している途中で、日本の首相が、外遊など前代未聞である。これが、外交上の失礼でなく、何であろう。こんな人間を日本の首相にしたのが、そもそもの間違いだ。

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