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今そこにある危機(178) [国際・政治情勢]

「自衛官派遣、見送り アフガン支援策決定 5年で4500億円規模

2009年11月11日(水)8時0分配信 産経新聞

 政府は10日、アフガニスタンとパキスタンに対する支援策に関する閣僚委員会を開き、新たな支援策を確認した。アフガン支援は、イスラム原理主義勢力タリバンの元兵士たちの社会復帰支援などの民生支援が柱で、今年から5年間で50億ドル(約4500億円)の資金援助は米国に次ぐ規模となるが、国際治安支援部隊(ISAF)作戦本部への自衛官派遣など軍事的な貢献策は見送られた。

 アフガンには、タリバン元兵士に有給の職業訓練を行い、アフガン全警察官の給与の半額程度を負担。日本の専門家が第三国でテロ対策訓練などの研修を実施し、警察官養成に協力する。治水工事と水利施設の造成で農地開発を進め、国際協力機構(JICA)の要員を増やすことで、農業指導の対象を拡大する。


 パキスタンに対しては、今年4月に表明した、今後2年間で10億ドル(約900億円)の支援の迅速な実施を図るとともに、アフガンから流入している難民に対する支援を急ぐ。


 一方、ISAFに「連絡調整官」として自衛官を送ることには社民党が反発。鳩山由紀夫首相も「小人数でも派遣するのは望ましくない」との考えを示したため加えなかった。


 首相は、13日のオバマ米大統領との会談で、来年1月に終了予定のインド洋での海上自衛隊による補給活動に代わる支援策として伝える。10日夜にはアフガニスタンのカルザイ大統領と電話で会談し、復興支援策を伝えた。」


この記事を読んでいると1991年当時の湾岸戦争を思い出しました。あの時、日本は自衛隊は出さないで多国籍軍には加わらず、総額130億ドルもの巨額の援助をしたものの、ほとんど世界からは評価されず、貢献した国のリストに日本はありませんでした。わずかに戦後、海上自衛隊の掃海艦隊がペルシャ湾で機雷の除去をしたことが評価されたくらいでした。今回の日本のアフガン支援は、米国に次ぐ5年間で50億ドル(約4500億円)の資金援助が柱となっていて、日本の専門家が第三国でテロ対策訓練などの研修を実施し、警察官養成に協力し、治水工事と水利施設の造成で農地開発を進め、国際協力機構(JICA)の要員を増やすことで、農業指導の対象を拡大するとのことで、湾岸戦争時と同様、自衛官は1人も参加しません。傍から見ると、血を流すことは避けてカネで解決しようとしているとしか思えません。また、湾岸戦争時みたいに世界から評価されず、カネだけをバラマキすることになりそうです。

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