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先代「しらせ」気象会社に売却へ [社会情勢]

「先代「しらせ」気象会社に売却

2009年11月9日(月)19時37分配信 共同通信

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 先代の南極観測船「しらせ」=07年12月

 老朽化のため昨年退役した先代の南極観測船「しらせ」の購入者を再公募していた政府の南極地域観測統合推進本部(事務局・文部科学省)は9日の総会で、購入を名乗り出ていた気象情報会社ウェザーニューズ(東京)への売却を決めた。先代しらせはいったん解体が決まったが、ウェザー社は先代しらせを最終的に千葉港に移し、南極観測や地球環境に対する国民の理解を深める施設として公開する考え。」

「「しらせ」第二の“船生”はウェザーニューズで

2009年11月9日(月)19時44分配信 読売新聞

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環境情報の発信基地としての利用が決まった「しらせ」

 政府の南極地域観測統合推進本部は9日、昨年夏に退役した先代の南極観測船「しらせ」を民間の気象情報会社「ウェザーニューズ」(東京)に譲渡すると発表した。

 しらせは引受先が見つからず一度は解体処分が決まったが、環境情報の発信基地として「第二の人生」を送ることになった。

 ウェザーニューズは、しらせを南極観測の歴史や意義などを紹介する施設「SHIRASE」として、よみがえらせる。船橋港(千葉県船橋市)に係留して、来年10月には利用を始める計画。首都圏のゲリラ豪雨を追跡するレーダーを設置するほか、気候変動に関する最新情報も発信する。

 購入代金のほかに、改修費が10億円、維持費に年間1億円がかかる見込み。

 しらせは1983年に初航海に出てから25回にわたり、南極観測隊員や隊員の生活物資、研究機材などを運搬してきたが、老朽化のため引退した。しらせの先輩となる「宗谷」と「ふじ」はそれぞれ東京港と名古屋港で保存・展示されている。

 4代目の南極観測船となる新「しらせ」は10日、東京港から南極に向けて初航海に出る。

 しらせ退役時の艦長を務めた品川隆・1等海佐は「引き取り先が決まらず気をもんでいたが、安堵(あんど)しています」と話している。」

「先代「しらせ」、環境発信の場に=解体免れ-ウェザーニューズに売却・政府本部

2009年11月9日(月)19時55分配信 時事通信

 老朽化で退役した先代の南極観測船「しらせ」について、政府の南極地域観測統合推進本部は9日、「環境のシンボルにする」とした民間気象会社「ウェザーニューズ」(東京)の利用計画を評価し、同社への売却を決めた。しらせは一時売却先が決まらず、スクラップの可能性もあったが、「第二の人生」を送れることになった。
 ウェザーニューズによると、同社はしらせを改修した後、当面は千葉県の船橋港に係留。レーダーなどを設置し、気象、気候変動の観測や、南極の氷の状況のモニタリングをする。気候や環境問題に関する国際会議の開催や、一般公開なども検討している。船名は同名の現観測船との混同を避け、「SHIRASE」に改名する。」 


何にせよ、先代南極観測船「しらせ」が解体を免れて、再利用されることを喜びたいと思います。「宗谷」や「ふじ」同様、将来は記念艦として保存・展示されることを望みます。

南極観測船ものがたり―白瀬探検隊から現在まで

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  • 作者: 小島 敏男
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タグ:社会情勢
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