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今そこにある危機(163) [国際・政治情勢]

「メコン川流域の環境対策、日本が行程表作成へ

2009年11月5日(木)10時16分配信 読売新聞

 日本とメコン川流域5か国(タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー)が参加して11月6、7日に東京で初めて開かれる「日・メコン首脳会議」で、日本政府が流域全体の中長期的な環境対策を盛り込んだロードマップ(行程表)を作成し、環境技術協力や人材育成などの支援を表明することが4日、明らかになった。

 ロードマップは、日本政府が温室効果ガス削減に向けて途上国の取り組みを資金・技術面で支援する「鳩山イニシアチブ」に基づく内容。」

「首相「ODA重点地域に」日・メコン会議始まる

2009年11月6日(金)22時3分配信 読売新聞

 日本とメコン川流域5か国(タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー)による初の「日・メコン首脳会議」が6日夜、首相官邸で始まった。

 鳩山首相は「メコン地域を政府開発援助(ODA)重点地域として拡充する」として、5か国の社会資本整備などのため3年間で5000億円以上供与することを表明した。持論の「東アジア共同体」構想にも触れ、「メコン地域は、そのカギを握る重要な地域だ」と強調。カンボジア、ラオス、ベトナムの国境地帯への開発支援を継続し、エックス線探知機の設置など国境の通関整備に協力する考えも明らかにした。」

「環境分野の技術供与…日・メコン首脳会議

2009年11月7日(土)11時47分配信 読売新聞

 日・メコン首脳会議は7日午前、首相官邸で2日目の会議を開き、日本がメコン諸国に2010年度から3年間で5000億円以上の政府開発援助(ODA)を行うことなどを盛り込んだ共同宣言「日・メコン首脳会議東京宣言」を採択して閉会した。

 今後も3年ごとに日本で首脳会議を開催することで合意した。

 同会議は、日本とメコン川流域5か国(タイ、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー)によるもので、今回、初めて開催された。

 会議では、日本の援助の具体策として63項目の行動計画を策定した。計画には、〈1〉森林再生や省エネルギーなど環境分野での技術供与〈2〉域内諸国間の物流や人の行き来を円滑にするための道路、橋、港などの社会資本整備〈3〉国境の税関施設へのエックス線検査機の提供――などが盛り込まれた。

 ◆日・メコン首脳会議東京宣言の骨子

 ▽東南アジア諸国連合(ASEAN)統合や東アジア共同体設立へ積極的に貢献

 ▽「友愛」の精神に基づく互恵的関係を構築

 ▽日本が今後3年間で5000億円以上の政府開発援助(ODA)を実施

 ▽メコン川の水資源管理など環境分野で今後10年間の行動計画を策定

 ▽日本がメコン5か国の青少年交流を促進し、3年で約3万人を受け入れ」

「東アジア共同体設立へ貢献

2009年11月7日(土)11時57分配信 共同通信


 「日本・メコン地域諸国首脳会議」の共同記者会見に臨む鳩山首相(左から3人目)と各国首脳=7日午前、首相公邸(代表撮影)

 鳩山由紀夫首相は7日、タイやカンボジアなどメコン川流域5カ国首相と第1回「日本・メコン地域諸国首脳会議」の2日目の会合を官邸で開催し、首相が提唱する「東アジア共同体」設立への貢献などを盛り込んだ「東京宣言」を採択した。宣言は、環境・地球温暖化分野における途上国の取り組みを支援する「鳩山イニシアチブ」を評価した上で、「緑あふれるメコンに向けた10年イニシアチブ」の推進を打ち出した。」

「<東アジア共同体>日米中、メコン川流域での影響力を競って3つどもえの戦い―韓国紙

2009年11月7日(土)10時17分配信 Record China


5日、日本は6日から7日にかけて、東京でベトナム、タイなどメコン川流域5か国と「日メコンサミット」を開催、同流域で経済的影響力を増大している中国をけん制しようとしている、と韓国紙が指摘した。写真はメコン川。

2009年11月6日、環球時報によると、韓国紙・ソウル新聞は5日、日本は6日から7日にかけて、東京でメコン川流域の5か国(ベトナム、タイ、カンボジア、ラオス、ミャンマー)と「日メコンサミット」を開催することで、日本の同流域での存在感をアピールしようとしていると指摘した。

メコン川流域における中国の経済的影響力は、日増しに増大している。同紙は「当然、日本の真意は中国をけん制することだ」とし、これも鳩山政権がかかげる「東アジア共同体」政治の一環だと指摘している。

メコン川流域では10のダムが建設されているが、中国は少なくともそのうちの4つのダム建設に関わっており、さらにラオスの国立体育館とカンボジアの国会ビルの建設を支援しているという。07年から、メコン川流域5か国の中国との貿易額はすでに日本との貿易額を越えており、中国の同流域における経済影響力は米国と日本を上回っている。

同紙によると、鳩山政権は開発重視の中国と異なり、日本の強みである環境保護に戦略的重点をおいているという。鳩山首相は今回のサミットでメコン川流域における温暖化防止の支援政策を発表するとみられる。

米国も、巨大な経済的潜在力をもつ同流域の開発で中国と日本に遅れをとるまいとあせり始めている、と同紙は指摘。3国間の駆け引きによって、同流域の開発は予想以上に急展開する可能性がある。(翻訳・編集/津野尾)」


特亜三国を『友愛』精神で、重視する鳩山首相が、中共支那を牽制する為に東京でベトナム、タイなどメコン川流域5か国と「日メコンサミット」を開催したとは、どうも思えませんな。鳩山さんの持論である『東アジア共同体』構想と温室効果ガス削減に向けて途上国の取り組みを資金・技術面で支援する『鳩山イニシアチブ』を単に推進しているだけでしょう。鳩山首相に中共支那を『牽制』するというような国家戦略があるとはどうしても思えません。
それぐらい外交に長けていたら、私も日本の将来を心配したりしませんよ。結局、ODAのバラマキだけで終わるんではないですかね。

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