今そこにある危機(156) [国際・政治情勢]
「官房機密費、透明化を撤回 首相「全部明らかにできない」
2009年11月6日(金)8時0分配信 産経新聞
鳩山由紀夫首相は5日夜、官房長官が自由裁量で使用できる官房機密費(内閣官房報償費)について「国民に全部明らかにできるたぐいのものでもない。情報収集その他で必要だ。国益のために言えないというものもなくはない」と述べ、使途を公開しない考えを示した。これに先立ち、平野博文官房長官も同日の記者会見で、使途公開を「今、考えているわけではない」と述べた。民主党はかつて透明化を主張して自民党政権を追及したが、政権獲得で機密費を手にして現実的な対応に方針転換した。
平野氏は政権発足翌日の9月17日、機密費について問われた際に「そんなのあるんですか?」とシラを切ったが、5日は「引き継ぎはしました」と一転して、河村建夫前官房長官から説明を受けたことを認めた。
民主党は平成13年、機密費の支払い記録書作成と一定期間経過後の公表を義務化する「機密費流用防止法案」を国会に提出し、17年の党政策集にも同法案成立を目指す方針を掲げた。鳩山首相も党代表を務めていた14年、「(使途を)一定期間後に開示する仕組みが必要」と訴えていた。これについて平野氏は「現実にその職に立ったときに、報償費という性格上、少なくとも相手がある」と、支払先の相手の立場を考慮して、明示できないと説明した。使途を明示しないと適正な使用か確認できないが、平野氏は「ご信頼いただきたい」と述べ、鳩山首相は「長官は信頼できる人物。決して無駄に使うわけではない」と理解を求めた。」
「民主「過去との矛盾」また露呈 今度は「機密費」でウソと豹変
2009年11月6日(金)19時37分配信 J-CASTニュース
内閣官房の機密費(報償費)の「オープン化」をめぐって、平野博文官房長官が過去の民主党の姿勢とは矛盾する方針を打ち出した。民主党は野党時代、機密費の使途の公開を政府に要求してきたが、政権につくと態度を一変させた。「私を信頼してほしい」と平野官房長官は言うが、説得力に欠ける。「原理主義者」といわれる岡田克也外相も「内閣の方針に従う」と歯切れが悪い。
平野官房長官は2009年11月5日の記者会見で、内閣官房機密費について「オープンにすることはいま考えていない」と発言した。自民党政権時代の運用を踏襲することを表明したかたちだが、過去の民主党の姿勢からすると矛盾は明らかだ。
<「そんなものあるんですか」とウソをつく>
民主党は2001年、外務省の機密費流用事件をきっかけにして、機密費流用防止法案を国会に提出。そのなかで、政府機密費の支払記録書の作成や一定期間経過後の公表を求めていた。02年には岡田克也政調会長(当時)が内閣官房機密費について
「官房長官が自分の判断で使用できる金額の内容を開示せず、不明瞭な状態を保っていることは極めて不十分であり、非常に不満に思う」
と述べているほどだ。05年の前回総選挙前に公表した政策集でも「機密費の改革」を取り上げ、機密費の公表などを義務づける法律の成立をめざすとしていた。
ところが、09年9月に政権の座につくや態度は豹変。平野官房長官は内閣発足直後の9月17日の会見で、機密費について「そんなものあるんですか」ととぼけてみせた。しかし、11月5日の会見では、政権発足前後に河村建夫前官房長官から引き継ぎを受けたことを認め、「相手のあることだから」という理由で、機密費の使途を非公開とすることを表明した。
<岡田外相も「内閣の方針に従う」>
鳩山由紀夫首相も同日夜、「すべてオープンにすべき筋合いのものとは思っていない」と述べ、平野官房長官の見解を追認した。さらに、かつて機密費の公開を強く主張していた岡田外相も6日の会見で、
「私の考えは変わっていないが、内閣の方針に従う」
と固い表情で答えた。
このような民主党の姿勢について、前三重県知事で、マニフェストの提唱者として知られる北川正恭・早大教授は11月6日放送のテレビ番組「朝ズバッ!」(TBS)で、
「民主党政権は『出して解決する』というオープンな形を公約としていたわけだから、そういう形をきちっと取らないと、民主党政権の体質を疑われるという問題になる。このような形ではダメだと明確に言うことができると思う」
と批判している。」
やれやれ民主党という政党は詐欺師の集団ですな。自民党政権時代、あれだけ機密費についての透明化を迫っていたのが、与党になると今度は『そんなものあるんですか』とウスラトボケ、ついには『オープンにすることはいま考えていない』とほざく始末。国民は呆れるばかりです。
2009年11月6日(金)8時0分配信 産経新聞
鳩山由紀夫首相は5日夜、官房長官が自由裁量で使用できる官房機密費(内閣官房報償費)について「国民に全部明らかにできるたぐいのものでもない。情報収集その他で必要だ。国益のために言えないというものもなくはない」と述べ、使途を公開しない考えを示した。これに先立ち、平野博文官房長官も同日の記者会見で、使途公開を「今、考えているわけではない」と述べた。民主党はかつて透明化を主張して自民党政権を追及したが、政権獲得で機密費を手にして現実的な対応に方針転換した。
平野氏は政権発足翌日の9月17日、機密費について問われた際に「そんなのあるんですか?」とシラを切ったが、5日は「引き継ぎはしました」と一転して、河村建夫前官房長官から説明を受けたことを認めた。
民主党は平成13年、機密費の支払い記録書作成と一定期間経過後の公表を義務化する「機密費流用防止法案」を国会に提出し、17年の党政策集にも同法案成立を目指す方針を掲げた。鳩山首相も党代表を務めていた14年、「(使途を)一定期間後に開示する仕組みが必要」と訴えていた。これについて平野氏は「現実にその職に立ったときに、報償費という性格上、少なくとも相手がある」と、支払先の相手の立場を考慮して、明示できないと説明した。使途を明示しないと適正な使用か確認できないが、平野氏は「ご信頼いただきたい」と述べ、鳩山首相は「長官は信頼できる人物。決して無駄に使うわけではない」と理解を求めた。」
「民主「過去との矛盾」また露呈 今度は「機密費」でウソと豹変
2009年11月6日(金)19時37分配信 J-CASTニュース
内閣官房の機密費(報償費)の「オープン化」をめぐって、平野博文官房長官が過去の民主党の姿勢とは矛盾する方針を打ち出した。民主党は野党時代、機密費の使途の公開を政府に要求してきたが、政権につくと態度を一変させた。「私を信頼してほしい」と平野官房長官は言うが、説得力に欠ける。「原理主義者」といわれる岡田克也外相も「内閣の方針に従う」と歯切れが悪い。
平野官房長官は2009年11月5日の記者会見で、内閣官房機密費について「オープンにすることはいま考えていない」と発言した。自民党政権時代の運用を踏襲することを表明したかたちだが、過去の民主党の姿勢からすると矛盾は明らかだ。
<「そんなものあるんですか」とウソをつく>
民主党は2001年、外務省の機密費流用事件をきっかけにして、機密費流用防止法案を国会に提出。そのなかで、政府機密費の支払記録書の作成や一定期間経過後の公表を求めていた。02年には岡田克也政調会長(当時)が内閣官房機密費について
「官房長官が自分の判断で使用できる金額の内容を開示せず、不明瞭な状態を保っていることは極めて不十分であり、非常に不満に思う」
と述べているほどだ。05年の前回総選挙前に公表した政策集でも「機密費の改革」を取り上げ、機密費の公表などを義務づける法律の成立をめざすとしていた。
ところが、09年9月に政権の座につくや態度は豹変。平野官房長官は内閣発足直後の9月17日の会見で、機密費について「そんなものあるんですか」ととぼけてみせた。しかし、11月5日の会見では、政権発足前後に河村建夫前官房長官から引き継ぎを受けたことを認め、「相手のあることだから」という理由で、機密費の使途を非公開とすることを表明した。
<岡田外相も「内閣の方針に従う」>
鳩山由紀夫首相も同日夜、「すべてオープンにすべき筋合いのものとは思っていない」と述べ、平野官房長官の見解を追認した。さらに、かつて機密費の公開を強く主張していた岡田外相も6日の会見で、
「私の考えは変わっていないが、内閣の方針に従う」
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やれやれ民主党という政党は詐欺師の集団ですな。自民党政権時代、あれだけ機密費についての透明化を迫っていたのが、与党になると今度は『そんなものあるんですか』とウスラトボケ、ついには『オープンにすることはいま考えていない』とほざく始末。国民は呆れるばかりです。
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タグ:国際・政治情勢
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