世界初!自転と逆向きに公転する惑星を発見!! [社会情勢]
「世界初!自転と逆向きに公転する惑星を発見
2009年11月5日(木)5時12分配信 読売新聞
中心の恒星が自転する向きと逆方向に公転している惑星が、世界で初めてみつかった。国立天文台やマサチューセッツ工科大学などのグループが4日、発表した。
国立天文台のすばる望遠鏡による観測成果で、惑星系の進化を考えるうえで重要な手がかりになるという。
発見された逆行惑星は、はくちょう座の方向に地球から約1000光年離れた恒星の周囲を回っている「HAT―P―7b」。恒星の前を横切る惑星の動きを詳細に観測して逆行がわかった。この惑星は木星の1・8倍もの重さがあり、恒星のごく近くをわずか2・2日で1周していた。
惑星は、円盤状に分布したちりやガスが中心の恒星と一緒に回転しながら誕生したと考えられている。したがって、惑星は恒星の自転と同方向に周回するのが標準的とされており、太陽と太陽系の8惑星の関係もそうなっている。
しかし、惑星系が進化する過程では、巨大な惑星同士が互いにはじき合うことなどにより、逆行惑星が誕生することもあるはずだとみられていた。このため、世界中で逆行惑星を探していた。
国立天文台の成田憲保・日本学術振興会特別研究員は「惑星進化の仮説を裏付けるためにも、逆行惑星の誕生に影響したと考えられる巨大惑星などをみつけたい」と話している。」
「「逆行する惑星」発見 国立天文台などの日米の研究チーム
2009年11月5日(木)8時0分配信 産経新聞
恒星の自転と逆向きに公転している太陽系外惑星を国立天文台などの日米の研究チームが発見し、学術誌に論文を発表した。「逆行する惑星」は理論的に存在が予言されていただけで、実際に観測例が論文になったのは初めて。惑星の進化の仕組みを探る重要な手掛かりになるという。
この惑星は、地球から約1千光年離れた白鳥(はくちょう)座の方向にある「HAT-P-7b」。木星の約1・4倍の大きさがある。研究チームはハワイにあるすばる望遠鏡で、この惑星が中心星の手前を横切る様子を観測。中心星の自転と逆向きに、約2日の周期で公転していることを突き止めた。
惑星は、若い恒星の周囲を取り巻くように回っていた塵(ちり)やガスが衝突、合体して誕生する。このため、通常は中心にある星の自転方向に回ると考えられており、地球など太陽系の惑星は、すべて太陽と同じ向きに公転している。
研究チームの田村元秀・国立天文台准教授は「常識破りの惑星が見つかったことは驚きだ。逆行する惑星は宇宙では意外と多い可能性もあり、太陽系が特別な存在なのかもしれない」と話す。
逆行する惑星は、複数の巨大惑星同士が重力で互いにはじき飛ばされたり、双子のような連星系で惑星の軌道が変化した場合に生まれるとされていた。今回の仕組みが分かれば、多様な太陽系外惑星の起源や進化の解明に役立つという。質量が小さく軌道が変わりやすい小惑星や衛星では、逆行する天体がすでに太陽系で見つかっている。」
私も高校で地学をかじった程度の知識しかありませんが、恒星が自転する向きと逆方向に公転している惑星というのは聞いたことがなかったです。今回の発見は日米の研究チームの努力によるものだそうです。実際の日米関係もこれくらい親密になれればいいんですけど。
2009年11月5日(木)5時12分配信 読売新聞
中心の恒星が自転する向きと逆方向に公転している惑星が、世界で初めてみつかった。国立天文台やマサチューセッツ工科大学などのグループが4日、発表した。
国立天文台のすばる望遠鏡による観測成果で、惑星系の進化を考えるうえで重要な手がかりになるという。
発見された逆行惑星は、はくちょう座の方向に地球から約1000光年離れた恒星の周囲を回っている「HAT―P―7b」。恒星の前を横切る惑星の動きを詳細に観測して逆行がわかった。この惑星は木星の1・8倍もの重さがあり、恒星のごく近くをわずか2・2日で1周していた。
惑星は、円盤状に分布したちりやガスが中心の恒星と一緒に回転しながら誕生したと考えられている。したがって、惑星は恒星の自転と同方向に周回するのが標準的とされており、太陽と太陽系の8惑星の関係もそうなっている。
しかし、惑星系が進化する過程では、巨大な惑星同士が互いにはじき合うことなどにより、逆行惑星が誕生することもあるはずだとみられていた。このため、世界中で逆行惑星を探していた。
国立天文台の成田憲保・日本学術振興会特別研究員は「惑星進化の仮説を裏付けるためにも、逆行惑星の誕生に影響したと考えられる巨大惑星などをみつけたい」と話している。」
「「逆行する惑星」発見 国立天文台などの日米の研究チーム
2009年11月5日(木)8時0分配信 産経新聞
恒星の自転と逆向きに公転している太陽系外惑星を国立天文台などの日米の研究チームが発見し、学術誌に論文を発表した。「逆行する惑星」は理論的に存在が予言されていただけで、実際に観測例が論文になったのは初めて。惑星の進化の仕組みを探る重要な手掛かりになるという。
この惑星は、地球から約1千光年離れた白鳥(はくちょう)座の方向にある「HAT-P-7b」。木星の約1・4倍の大きさがある。研究チームはハワイにあるすばる望遠鏡で、この惑星が中心星の手前を横切る様子を観測。中心星の自転と逆向きに、約2日の周期で公転していることを突き止めた。
惑星は、若い恒星の周囲を取り巻くように回っていた塵(ちり)やガスが衝突、合体して誕生する。このため、通常は中心にある星の自転方向に回ると考えられており、地球など太陽系の惑星は、すべて太陽と同じ向きに公転している。
研究チームの田村元秀・国立天文台准教授は「常識破りの惑星が見つかったことは驚きだ。逆行する惑星は宇宙では意外と多い可能性もあり、太陽系が特別な存在なのかもしれない」と話す。
逆行する惑星は、複数の巨大惑星同士が重力で互いにはじき飛ばされたり、双子のような連星系で惑星の軌道が変化した場合に生まれるとされていた。今回の仕組みが分かれば、多様な太陽系外惑星の起源や進化の解明に役立つという。質量が小さく軌道が変わりやすい小惑星や衛星では、逆行する天体がすでに太陽系で見つかっている。」
私も高校で地学をかじった程度の知識しかありませんが、恒星が自転する向きと逆方向に公転している惑星というのは聞いたことがなかったです。今回の発見は日米の研究チームの努力によるものだそうです。実際の日米関係もこれくらい親密になれればいいんですけど。
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