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マイクロソフト、無料セキュリティソフト提供開始!! [社会情勢]

「マイクロソフト、無料セキュリティソフト提供開始

2009年09月30日 17:05 発信地:サンフランシスコ/米国

【9月30日 AFP】米マイクロソフト(Microsoft)は29日、無料セキュリティーソフト「Microsoft Security Essentials」の提供を開始した。

 Microsoft Security Essentialsは、同社のビジネス向けセキュリティーソフトと同様の技術を採用し、サイバー犯罪に利用されるコンピューターウイルスやスパイウェア、その他の悪意のある攻撃からPCを保護する。

 マイクロソフトは、このソフトを多くのユーザーが導入することを期待している。特に、これまでハッカーからの攻撃に警戒感を持っていなかったユーザーが導入することで、ウインドウズの製品群全体にわたってセキュリティが高まることになるとしていることになるとしている。(c)AFP

【参考】Microsoft Security Essentialsのダウンロードはこちらから↓
http://www.microsoft.com/security_essentials/default.aspx?mkt=ja-jp


上記の記事の如く、マイクロソフトが遂に無料セキュリティソフト提供開始しました。同じくマイクロソフトの無料スパイウェアソフトのWindows Defenderと併用すれば、無料で、パソコンを対外的脅威から守ることが可能となります。私のように貧乏で、コストのかからないパソコンの安全性を模索しているネットユーザーには、選択肢が増えることになるので朗報です。ちなみに私は今、ウィルス対策としてESET Smart Security、スパイウェア対策としてWindows DefenderとSGアンチマルウェアを使用しています。
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タグ:社会情勢
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今そこにある危機(41) [国際・政治情勢]

「【サモア沖地震】津波で100人死亡か 6メートルの津波も

2009.9.30 14:09 産経新聞


米領サモアの中心街ファガトゴでは、住民らがより高い場所へと避難した(AP)

 米地質調査所(USGS)によると、南太平洋の島国サモア南方沖で29日午前6時48分(日本時間30日午前2時48分)、マグニチュード(M)8・0の強い地震があった。震源地は首都アピアの南195キロで、震源の深さは18キロ。津波が発生し、ロイター通信によると、サモア当局者は100人近くが死亡した可能性があると述べた。サモア保健省は共同通信に対し、40体を超える遺体が安置所に運び込まれた、と語った。

 APによると、サモアの首都のあるウポル島南部の観光地の村は津波で「壊滅状態」となり、病院には、子どもを含む多くの遺体が運ばれた。米領サモアの公園管理者は4・5~6メートルの津波が4回押し寄せたと語った。

 日本外務省によると、日本人の被害の情報は入っていない。サモアには107人、米領サモアには5人の日本人が居住している。米領サモアの5人とは連絡が取れないという。(共同)」

「【サモア沖地震】「村が丸ごと消滅」 津波が瞬時に襲う

2009.9.30 09:40 産経新聞


米領サモアの中心街、ファガトゴでは津波が町を襲い浸水。死者は100人に達する可能性があるという(AP) 

「あっという間だった。村がまるごと消滅したんだ」。命からがらに逃げた住民らは恐怖を隠さなかった。南太平洋の島国サモアで現地時間の29日起きた地震。津波は瞬時に海沿いの村を襲い、避難の際、負傷した人も多い。

 ニュージーランドのメディア報道などによると、サモアの首都アピアのあるウポル島では、高台に上がるよう警告する緊急サイレンが鳴り響き、住民が学校や職場から高台へと一斉に避難した。

 日ごろの避難訓練が役立った地区があった一方、逃げる間もなく波に襲われた村も多かったという。(共同)」


上記の記事の如く、サモアは大地震とそれに伴う大津波によってスゴイことになっています。恐らく、死傷者は、今後も増え続けるでしょう。亡くなった方々には、謹んでご冥福をお祈りしたいと思います。私のウチの近くにも『活断層』があり、4年前には震度5弱の地震に見舞われたので他人事ではありません。それにしてもサモアは米領だったんですよね。失念しておりました。

TSUNAMI 津波 (集英社文庫)

TSUNAMI 津波 (集英社文庫)

  • 作者: 高嶋 哲夫
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 文庫



TSUNAMI―津波から生き延びるために

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 丸善プラネット
  • 発売日: 2008/12
  • メディア: 単行本



津波―アンダマンの涙

津波―アンダマンの涙

  • 作者: 白石 昇
  • 出版社/メーカー: めこん
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本



親子のための地震安全マニュアル―家庭で備える地震対策最新情報!

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 日本出版社
  • 発売日: 2005/11
  • メディア: 単行本



地震の大研究

地震の大研究

  • 作者: 大木 聖子
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/05/01
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連動して発生する巨大地震―“そのとき”は確実にやってくる (ニュートンムック)

連動して発生する巨大地震―“そのとき”は確実にやってくる (ニュートンムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ニュートンプレス
  • 発売日: 2007/12
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地震の癖──いつ、どこで起こって、どこを通るのか? (講談社+α新書) (講談社プラスアルファ新書)

地震の癖──いつ、どこで起こって、どこを通るのか? (講談社+α新書) (講談社プラスアルファ新書)

  • 作者: 角田 史雄
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/08/21
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地震のすべてがわかる本―発生のメカニズムから最先端の予測まで

地震のすべてがわかる本―発生のメカニズムから最先端の予測まで

  • 作者: 土井 恵治
  • 出版社/メーカー: 成美堂出版
  • 発売日: 2005/06
  • メディア: 単行本



必携 地震対策完全マニュアル

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  • 作者:
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本


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今そこにある危機(40) [国際・政治情勢]

「日本人は複雑?南京虐殺事件を描いた中国映画『南京!南京!』が映画祭で最高賞を受賞!

2009年9月27日 0時15分


第57回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門の受賞結果発表中! - Photo:Harumi Nakayama
 
 [シネマトゥデイ映画ニュース] スペインで開催中の第57回サンセバスチャン国際映画祭コンペティション部門の受賞結果が現地時間26日、審査委員長のローラン・カンテ監督から発表された。最優秀作品に贈られるゴールデン・シェル賞を南京虐殺事件を描いた中国映画『南京!南京!』が受賞した。『南京!南京!』はほかに、審査員賞(最優秀監督賞)と、カトリック映画賞(シグニス賞)と、全3冠を獲得した。
 受賞結果は次の通り。

【ゴールデン・シェル賞(最優秀作品賞)】
『南京!南京!』陸川監督(中国)

【特別審査員賞】
『レフュージ』フランソワ・オゾン監督(フランス) 

【シルバー・シェル賞(最優秀監督に対して)】
ハビエル・レボロ監督『ウーマン・ウィズアウト・ピアノ』(スペイン・フランス合作)

【シルバー・シェル賞(最優秀女優に対して)】
ローラ・デュネアス『ヨ、タンビエン』(スペイン)

【シルバー・シェル賞(最優秀男優に対して)】
パブロ・ピネダ 『ヨ、タンビエン』(スペイン)

【審査員賞(最優秀撮影監督に対して】
曹郁(カオ・ユー)『南京!南京!』(中国)

【審査員賞(最優秀脚本に対して)】
アンドリュー・ボーベル、メリッサ・リーブス、パトリシア・コーネリアス、クリストフ・ツィオルカス 『ブレスド』アナ・コッキノス監督(オーストラリア)

【観客賞】
『プレシャス』リー・ダニエルズ監督(米国)

【批評家連盟賞】
『ザ・ダムド』 イサキ・ラクエスタ監督(スペイン)
(取材・文:中山治美)」

「中国では不評!南京虐殺描く『南京!南京!』の陸監督受賞コメント

2009年9月27日 8時17分


最高賞のゴールデン・シェル賞を受賞した『南京!南京!』の陸監督 - Photo:Harumi Nakayama

 [シネマトゥデイ映画ニュース] スペインで開催された第57回サンセバスチャン国際映画祭で最高賞のゴールデン・シェル賞を受賞した映画『南京!南京!』の陸川監督が現地時間26日、受賞の喜びを語った。

 陸監督はこの日、サンセバスチャン近郊のビルバオで恋人と観光を楽しんでいたそうで、受賞の知らせを聞いて慌てて戻って来たという。陸監督は「受賞を聞いて、もちろん興奮しています。協力してくれた日本のスタッフに感謝したい。特に日本人キャストは勇気を持ってこの映画に参加してくれ、とてもプロフェッショナルな仕事をしてくれました。この映画が日本で上映される際には再会して、受賞を喜び合いたい」と笑顔を見せた。

 同作品は1937年に起こった南京虐殺事件を、中国兵と日本兵の両方の視点から描いた人間ドラマ。中国で公開された際には興行的な成功は収めたが、「日本寄りだ」と多くの批判を受け、8月に発表された中国の最高峰と言われる華表奨にも、1部門もノミネートされなかったことが話題となった。日本公開が実現すれば再び、さまざまな議論を呼ぶことは必至だ。

 陸監督はすでに覚悟は出来ているようで、「恐らく、日本人もこの映画を好きではない人がいるでしょうね。日中両方から描いた作品なのに、両サイドから批判を受けることになるなんて、むしろ興味深いですよね」と、苦笑いを浮かべていた。

 同作品は日本のほか、スペインでも配給会社が決定。今回の受賞が、世界公開を後押ししてくれそうだ。(取材・文:中山治美)」

「南京大虐殺描いた「南京!南京!」、サンセバスチャン国際映画祭で最高賞―スペイン

2009年9月29日(火)0時3分配信 Record China


28日、南京大虐殺をテーマとした映画「南京!南京!」が、スペインで開催された第57回サンセバスチャン国際映画祭で最高賞のゴールデン・シェル賞を受賞し、陸川監督がその喜びを語った。写真は「南京!南京!」の撮影風景。

2009年9月28日、今年4月に中国で公開され、日本でも来年公開が予定されている南京大虐殺をテーマとした中国映画「南京!南京!」が、スペインで26日(現地時間)に開催された第57回サンセバスチャン国際映画祭で最高賞のゴールデン・シェル賞を受賞し、陸川(ルー・チュアン)監督がその喜びを語った。新京報が伝えた。

授賞式の舞台で、陸監督は「このような結果になるとは思いもよらなかった。大学の4年間を南京市で過ごした際に、何回も南京大虐殺記念館に足を運んだ。いつかはこの事件を映画に撮りたいというのが当時の夢だった」と語り、私生活での恋人で、同作品でヒロインを演じた秦嵐(チン・ラン)とともに喜びを表した。

さらに陸監督は「アジア以外ではほとんどの人が南京大虐殺について知らない。戦争を顧みる気持ちがなければ、誰もが(映画の中の日本人主人公)角川のように『戦争ロボット』の一部になってしまうだろう。戦争を顧みるのは一民族のことではなく、全人類に関係することである」と語り、映画の公開地区のさらなる拡大に期待を示した。

同作の受賞理由について、サンセバスチャン国際映画祭の選考委員は「かつての日中戦争映画のように一方だけの視点で描かれておらず、(日本人と中国人両側からという)斬新な視点によって廃墟の中の人々の残酷な現実をショッキングに表現している。戦争中における生きることに対する渇望と両民族が直面した苦悩の瞬間が切実に感じられる」と評価している。(翻訳・編集/HA)」


何かもう、『南京大虐殺』が、『既成事実化』しているようです。このまま、支那によって捏造されたプロパガンダが、ウソも百回つけば『本当』になってしまうかと思うと一日本人として歯痒い限りです。せめて、日本人だけでもこの映画を見るのを自粛して欲しいです。

南京事件「証拠写真」を検証する

南京事件「証拠写真」を検証する

  • 作者: 東中野 修道
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2005/01/31
  • メディア: 単行本



「南京事件」の総括 (小学館文庫)

「南京事件」の総括 (小学館文庫)

  • 作者: 田中 正明
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2007/07
  • メディア: 文庫



「南京事件」日本人48人の証言 (小学館文庫)

「南京事件」日本人48人の証言 (小学館文庫)

  • 作者: 阿羅 健一
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2001/12
  • メディア: 文庫



南京事件 国民党極秘文書から読み解く

南京事件 国民党極秘文書から読み解く

  • 作者: 東中野 修道
  • 出版社/メーカー: 草思社
  • 発売日: 2006/04/25
  • メディア: 単行本



南京「事件」研究の最前線 平成20年版 最終完結版―日本「南京」学会年報

南京「事件」研究の最前線 平成20年版 最終完結版―日本「南京」学会年報

  • 作者: 東中野 修道
  • 出版社/メーカー: 展転社
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本



プロパガンダ戦「南京事件」―秘録写真で見る「南京大虐殺」の真実

プロパガンダ戦「南京事件」―秘録写真で見る「南京大虐殺」の真実

  • 作者: 松尾 一郎
  • 出版社/メーカー: 光人社
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本



戦争プロパガンダの嘘を暴く―「南京事件」からバターン「死の行進」まで

戦争プロパガンダの嘘を暴く―「南京事件」からバターン「死の行進」まで

  • 作者: 三好 誠
  • 出版社/メーカー: 展転社
  • 発売日: 2005/04
  • メディア: 単行本



1937南京攻略戦の真実―新資料発掘 (小学館文庫)

1937南京攻略戦の真実―新資料発掘 (小学館文庫)

  • 作者: 東中野 修道
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2003/08
  • メディア: 文庫



新「南京大虐殺」のまぼろし

新「南京大虐殺」のまぼろし

  • 作者: 鈴木 明
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 1999/05
  • メディア: 単行本



再審「南京大虐殺」―世界に訴える日本の冤罪

再審「南京大虐殺」―世界に訴える日本の冤罪

  • 作者: 日本会議国際広報委員会
  • 出版社/メーカー: 明成社
  • 発売日: 2000/12
  • メディア: ハードカバー



「南京大虐殺」のまぼろし (WAC BUNKO)

「南京大虐殺」のまぼろし (WAC BUNKO)

  • 作者: 鈴木 明
  • 出版社/メーカー: ワック
  • 発売日: 2006/06
  • メディア: 新書



やっぱり有り得なかった南京大虐殺―1937年、日本軍は自衛戦争に立ち上がった (SUN-MAGAZINE MOOK)

やっぱり有り得なかった南京大虐殺―1937年、日本軍は自衛戦争に立ち上がった (SUN-MAGAZINE MOOK)

  • 作者: 兵頭 二十八
  • 出版社/メーカー: マガジン・マガジン
  • 発売日: 2008/07
  • メディア: ムック



「南京大虐殺」はこうして作られた―東京裁判の欺瞞

「南京大虐殺」はこうして作られた―東京裁判の欺瞞

  • 作者: 冨士 信夫
  • 出版社/メーカー: 展転社
  • 発売日: 1995/05
  • メディア: ペーパーバック



南京の実相―国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった

南京の実相―国際連盟は「南京2万人虐殺」すら認めなかった

  • 作者: 日本の前途と歴史教育を考える議員の会
  • 出版社/メーカー: 日新報道
  • 発売日: 2008/10
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「南京虐殺」への大疑問―大虐殺外国資料を徹底分析する

「南京虐殺」への大疑問―大虐殺外国資料を徹底分析する

  • 作者: 松村 俊夫
  • 出版社/メーカー: 展転社
  • 発売日: 1998/12
  • メディア: -



史実の歪曲―東京裁判に見る南京虐殺事件 南京攻略戦

史実の歪曲―東京裁判に見る南京虐殺事件 南京攻略戦

  • 作者: 畝本 正己
  • 出版社/メーカー: 閣文社
  • 発売日: 1992/11/16
  • メディア: -



『ザ・レイプ・オブ・南京』の研究―中国における「情報戦」の手口と戦略

『ザ・レイプ・オブ・南京』の研究―中国における「情報戦」の手口と戦略

  • 作者: 東中野 修道
  • 出版社/メーカー: 祥伝社
  • 発売日: 1999/09
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別冊正論 8 反日プロパガンダにトドメを刺す 日中歴史の真実 (扶桑社ムック)

別冊正論 8 反日プロパガンダにトドメを刺す 日中歴史の真実 (扶桑社ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2007/11/12
  • メディア: 単行本



1937南京の真実

1937南京の真実

  • 作者: 水島 総
  • 出版社/メーカー: チャンネル桜エンタテインメント
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本








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今そこにある危機(39) [国際・政治情勢]

「夫婦別姓、法案提出へ 通常国会向け最終調整

2009年9月30日(水)8時0分配信 産経新聞


 政府は29日、男女が別姓のまま婚姻関係を持てる「選択的夫婦別姓制度」導入に向けた民法改正案を、来年1月召集予定の次期通常国会へ提出する方向で最終調整に入った。千葉景子法相と福島瑞穂消費者・少子化担当相が同日、それぞれ民法改正に強い意欲を表明した。

 「これまで実現しなかったことが異常だ。早ければ(来年の)通常国会を視野に入れたい」


 千葉氏は29日、産経新聞のインタビューで、平成8年に法相の諮問機関が選択的夫婦別姓導入を答申したことに触れてこう強調した。福島氏も同日の記者会見で「家族のきずなが弱まることはありえない。男女共同参画担当相としても頑張りたい」と語った。


 選択的夫婦別姓制度をめぐっては、民主、共産、社民の3党が今年4月に民法改正案を参院に提出しており、政府が提出する法案も同法案が下敷きになるとみられる。


 3党の法案では、(1)結婚時に別姓を選ぶことが可能(2)複数の子供が生まれても(子供が)別々の姓を選ぶことが可能(3)結婚できる年齢を男女とも18歳に統一-などが柱だ。


 社民党党首である福島氏は29日の記者会見で「民法改正は社民党のマニフェスト(政権公約)でも記述があり、民主党のマニフェストでもある」と強調し、衆院選の勝利で夫婦別姓は信任を得たとの考えをにおわせている。


 確かに民主党は、衆院選前に発表した政策集「INDEX2009」では「選択的夫婦別姓の早期実現」を掲げたが、その後のマニフェストでは、夫婦別姓に関する記述を削除している。」

「夫婦別姓法案 子供の視点欠如、世論は賛否拮抗

2009年9月30日(水)8時0分配信 産経新聞

 夫婦別姓が実現すると子供は両親のどちらかとは別姓になるなど、伝統的な家族の一体感を損なうことへの懸念も強い。

 3党の法案は提出理由の一つに「世論の動向」を挙げる。だが、最近の世論調査では、夫婦別姓に懐疑的な傾向も出ている。


 平成18年末の内閣府調査では、夫婦同姓を義務づけた現行法を「改めてもよい」との答えは36・6%、「必要はない」が35・0%と拮抗(きっこう)した。前回13年と比べると別姓反対が5・1ポイント増え、容認は5・5ポイント減った。


 民間団体「心の教育・女性フォーラム」が13年に都内の中高生を対象に行った調査でも、自分の両親が別姓になったら「嫌だと思う」(41・6%)と「変な感じがする」(24・8%)が合わせて6割超。「何も感じない」(26・2%)と「うれしい」(2・2%)を大きく上回っている。


 夫婦別姓論議では、働く女性の利便性のみが指摘され、子供の視点は見落とされがちになっている。


 近年、官公庁や企業では旧姓使用が認められる傾向にあり、パスポートも旧姓の併記が認められている。急いで夫婦別姓にまで踏み込むことには民主党内にも慎重論はある。平野博文官房長官は29日の記者会見で、個人的見解を聞かれたが、「コメントは差し控える」と答えただけだった。ただ、民主党は政策決定の「政府一元化」を唱えて党政策調査会の部門会議を廃止しており、慎重派議員の声がどれだけ政府に届くかは不透明だ。千葉景子法相は29日のインタビューで「党内から(の異論)という趣旨は、いささか分からないところがある」と、こうした党内の声を黙殺する構えだ。


 夫婦別姓法案は、自民党政権時代にも何度か提出が検討された。その度に自民党内で「家族のきずなが損なわれる」との指摘が相次ぎ、提出に至らなかった。世論が割れている現状では、慎重な対応が求められるだろう。(杉本康士)」

「民主党の夫婦別姓政策、日本人と結婚する中国人女性に福音=日本姓名乗る苦悩なくなる―華字紙

2009年9月28日(月)17時52分配信 Record China


28日、日本人男性に嫁ぐ中国人女性はこれまで、中国の姓を捨て日本の姓に変更しなければならなかったが、民主党政権が夫婦別姓を含む民法の改正案を国会に提出することになり、この状況にも変化が生じることになる。資料写真。

2009年9月28日、日本の華字紙・日本新華僑報(電子版)によると、日本人男性に嫁ぐ中国人女性はこれまで、中国の姓を捨て日本の姓に変更しなければならなかったが、民主党政権が夫婦別姓を含む民法の改正案を来年にも国会に提出することになり、この状況にも変化が生じることになる可能性が高い。

同記事によると、日本人に嫁いだ中国人の新婦たちの多くが、1947年制定の民法が明確に夫婦の同姓を謳っていることから、新婦個人はやりきれなさ、新婦の家族は日本姓となることへの拒絶感という葛藤をかかえてきたという。

日本人と結婚したある中国人女性は、一時帰国のたびに表現できない複雑な感覚になるという。彼女が実家に帰ると、なくすといけないからと言って、母親が彼女のパスポートを保管するのだが、その日本姓を見るたびに、母親は彼女を罵るのだという。「実家に置いてあった名詞もすべて破かれ捨てられた」と同女性。

1988年、当時の野党・日本民主党、日本共産党、日本社会党が夫婦別姓法案を共同で国会に提出したが、自民党が「家族の一体感を損ない、家庭の崩壊につながる危険がある」などとして審議を拒み、廃案になった。その後、民主党などが毎年同法案を提出しているが、すべて廃案になっている。

民主党政権が掲げるマニフェストの中に、夫婦別姓の実現がある。民主党が来年にも提出する改正案は、婚姻届の際夫婦に同姓か別姓かの選択の権利を認めること、結婚できる年齢を男女とも18歳にそろえることが柱となっているという。

同記事は、民主党の夫婦別姓政策について、日本の伝統的な家族制度に打撃を与えることになるが、日本人に嫁ぐ中国人女性には福音だと評した。(翻訳・編集/津野尾)」



私は子供たちのことや日本国民全体の為に『選択的夫婦別姓制度』には、反対だ。恐らく施行されれば、日本全体が、混乱してしまうのではないか?『戸籍制度廃止』と相俟って、最早誰が誰やら判らなくなり、家族・家系・皇統・国家の廃絶を誘発するだろう。喜ぶのは部落・朝鮮・支那人のみだ。特に支那が最終的に日本を飲み込んでいく発端になるだろう。

新世紀のビッグブラザーへ

新世紀のビッグブラザーへ

  • 作者: 三橋 貴明
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/06/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



民主党の正体−矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)

民主党の正体−矛盾と欺瞞と疑惑に満ちた、日本人への恐怖の罠(OAK MOOK 305 撃論ムック)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: オークラ出版
  • 発売日: 2009/08/31
  • メディア: 単行本



民主党解剖 (産經新聞社の本)

民主党解剖 (産經新聞社の本)

  • 作者: 産経新聞政治部
  • 出版社/メーカー: 産経新聞出版
  • 発売日: 2009/07/18
  • メディア: 単行本



民主党の闇 理念なき批判政党、その疑惑と金と政策の研究

民主党の闇 理念なき批判政党、その疑惑と金と政策の研究

  • 作者: 宇田川 敬介
  • 出版社/メーカー: 成甲書房
  • 発売日: 2009/07/04
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民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書)

民主党―野望と野合のメカニズム (新潮新書)

  • 作者: 伊藤 惇夫
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2008/11
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隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?

隷属国家 日本の岐路―今度は中国の天領になるのか?

  • 作者: 北野 幸伯
  • 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
  • 発売日: 2008/09/04
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中国の狙いは民族絶滅―チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い

中国の狙いは民族絶滅―チベット・ウイグル・モンゴル・台湾、自由への戦い

  • 作者: 林 建良
  • 出版社/メーカー: まどか出版
  • 発売日: 2009/03
  • メディア: 単行本



中国は日本を併合する

中国は日本を併合する

  • 作者: 平松 茂雄
  • 出版社/メーカー: 講談社インターナショナル
  • 発売日: 2006/02
  • メディア: 単行本



中国は日本を奪い尽くす

中国は日本を奪い尽くす

  • 作者: 平松 茂雄
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/02/24
  • メディア: 単行本



中国の安全保障戦略

中国の安全保障戦略

  • 作者: 平松 茂雄
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本


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今そこにある危機(38) [国際・政治情勢]

「【人界観望楼】外交評論家・岡本行夫 鳩山さん、よく考えてください

2009.9.1 03:03 産経新聞


 選挙直前にニューヨーク・タイムズ紙(電子版)が掲載した鳩山さん(由紀夫民主党代表)の論文は、世界を驚かせた。そのまま訳そう。

 「日本は冷戦後、グローバリゼーションと呼ばれるアメリカ主導の市場原理主義に翻弄され続け…人間の尊厳は失われた」

 「グローバル経済は日本の伝統的経済活動を損傷し、地域社会を破壊した」

 あとで指摘するが安全保障の部分も過激だ。繰り返しアメリカを批判する一方で日本自身が拠(よ)って立ってきた基盤を否定したこの論文は、波紋を広げている。さっそくアメリカの識者が言ってきた。「ハトヤマはチャベス(ベネズエラ大統領。激烈な反米主義者)と全く変わらない」

 鳩山さんが傷つくこの英文を、なぜ誰もチェックしなかったのか。チャベスはともかく、この論文と同じようにアメリカ一極主義のおかげで世界が悪くなったとやったのは、プーチン・ロシア大統領(当時)、2007年2月のミュンヘン演説だ。欧米の猛反発をかったが、そのプーチンですらグローバリズムまでは批判しなかった。鳩山論文の内容は、むしろ、グローバリズム反対を叫んでG8サミット妨害を繰り返す欧米NGOの主張に近い。

 日本はグローバリゼーションの犠牲者ではない。人、金、モノが自由に動く一体化した世界経済から利益を享受した側である。鳩山さんには、国際協調をこそ説いてもらいたかった。

 この2週間、私も各地の選挙区を細かくまわって、多くの有権者と話をしてきた。明らかなのは、民主党が大勝利したというより、自民党が自壊して大敗したということだ。自民党に投票してきた人々の離反なのだ。だからこそ、民主党批判を繰り返す麻生さんへの不満が強かったのである。「オレたちはあんたと自民党がダメだと言ってるんだ、人を批判するより自民党がどう変わるか言え!」と。


 民主党の政策に国民的支持が集まっているわけではない。だから鳩山さんにお願いしたい。民主党は大車輪で現実政策の勉強を始めてほしい。特に外交政策だ。国内政策と違って、失敗するとなかなかやり直せないからだ。

 例えば、日米地位協定の改定。民主党は選挙中、「起訴前の容疑者の日本側への引き渡し」の部分だけを問題視して、「日米地位協定は不平等」と繰り返してきた。アメリカは、世界中で100本近く結んでいる他の地位協定との関係で、改定には難色を示そう。このままでは「不平等」と刷り込まれた日本国民の不満が昂(こう)じていく。

 日米協定は、特に「不平等」なわけではない。重要な部分で有利になっているところもいくつかある。例えば職務執行中のものを除き米軍人犯罪は日本の裁判所が裁く。しかし、ドイツでは米軍が裁く。この裁判管轄権の問題は、容疑者を起訴までどちらが勾留(こうりゅう)するかといった技術的問題に比べ、根本的な事柄だ。

 また、仮に改定交渉が始まったらどうなるか。かねがね日本国内での「移動」や「訓練」について自由度を欲している米軍からもさまざまな改定要求があろう。「そちらの要求はすべて拒否するが、こちらの要求はすべて呑(の)め」と言っても、外交には通用しない。どうするのか。


■外交の差別化に説得力ない

 インド洋から自衛艦隊を引き揚げるなら、代替策をたててほしい。日本はアフガニスタンを経済支援し、JICA職員や専門家が現地で献身的に活動している。しかし、インド洋給油は「リスクを分かちあうテロとの戦い」としての活動であり、性質がちがう。日本は、「テロとの戦い」としては、小国リトアニアの軍隊の警護の下に外務省職員を2人派遣しているだけだ。日本を注目するのはアメリカだけではない。むしろヨーロッパだ。「陸上でリスクを分担してくれ」という国際社会の声には応えず、そのうえ海上からも去ることは、国際互助会からの脱退を意味する。


 しかし、こうした各論以上に重要なのは、同盟に対する基本認識だ。

 「世界の支配国家としての地位を維持しようと戦うアメリカと、これから世界の支配国になろうと狙う中国との間で、日本はいかにして政治的、経済的独立を維持すべきか」(冒頭の鳩山論文)

 「日米安保は日本外交の礎石」と一言書かれてはいるが、ここには日本がアメリカと同盟関係にあるという意識はない。

 アメリカは安保条約によって、日本を侵略から防衛する法的義務をもった国である。一方の中国は、1992年領海法により尖閣列島を中国領土と宣言し、97年国防法により海洋権益確保を海軍の主任務と確認して強力な外洋艦隊を建設中の国である。そのアメリカと中国を等置して、日本はいかにこれら2カ国から独立を保てるか、と論じているのである。

 答えはアジアの地域統合と集団安全保障体制にある、というのが鳩山論文の結論だが、国家体制、信奉する価値、そして軍事力が全く異なる国家が並立するアジアに集団安保の基盤ができるのは、遠い将来だろう。

 米中と等距離を保ちたいのなら、答えはひとつしかない。独力防衛、つまり武装中立だ。このためには自衛隊の規模は少なくとも数倍にし、核武装もしなければなるまい。それが厭(いや)なら非武装中立、かつての社会党左派の主張を採用するしかなくなる。

 民主党が「アメリカと適切な間合いをとる」というとき、喜ぶのは米国内の中国重視派だ。「なぜわれわれは日本に遠慮するのか。日本自身がアメリカと距離を置くべきだと言っているじゃないか」と。こうした雰囲気を日本が助長すれば、最悪の場合は、米中の「G2」によって、日本との協議なしに太平洋の運命が決まっていく可能性もある。民主党のアジア外交、特に中国外交には期待したい。しかし、それも強固な日米関係があってのことだ。

 自民党は多くの失敗を重ねた。それ故の大敗北だ。しかし、保守政治が戦後一貫して掲げてきた日米安保・軽武装という外交が日本の安全と繁栄をもたらしてきたことは、厳然たる現実ではないか。従来の外交との差別化を図ること自体を目的とすることに説得力はない。

 船出にあたって、鳩山さんに考えてもらいたいのはそのことだ。(おかもと ゆきお)」


私も上記の記事には、賛同する。例の鳩山論文は、半世紀以上続いてきた『日米同盟』を『否定』するものである。これを一番喜ぶのは中共支那だ。このまま鳩山政権が、長期政権となれば、日本は崩壊し、中共支那に飲み込まれるだろう。自民党には、一刻も早く『政権交代』して、マトモな日本に戻してもらいたい。

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今そこにある危機(37) [国際・政治情勢]

「「日中韓、「東アジア共同体」へ連携で一致 外相会談

2009.9.28 23:29 産経新聞


中韓外相との夕食会後、記者の質問に答える岡田外相=28日夜、上海市内のホテル(共同)

 【上海=笠原健】岡田克也外相は28日、外相として初めて中国を訪問し、上海市内のホテル「西郊賓館」で、中国の楊ケツチ外相と会談。鳩山由紀夫首相が掲げる「東アジア共同体構想」を推進するため、日中両国に韓国を加えた3カ国が連携を進めていくことで一致した。この後、両外相は韓国の柳明桓(ユ・ミョンファン)外交通商相を加え、日中韓外相会談も行った。

 岡田氏は日中外相会談で、東アジア共同体構想について「日本、中国、韓国の3カ国がともに努力することが大事だ」と述べた。これに対して、楊氏は「中国が最も早く構築することを支持し、コミットしてきた。東アジアでも多くの国が賛同してきている。日韓を含む東アジア諸国とともに努力したい」とした。

 岡田氏は東シナ海のガス田開発問題について、共同開発に関する日中間の合意を重視するとした上で、中国側が共同開発の対象となっている「白樺(しらかば)」ガス田に船を横付けさせるなど、単独開発の再開ととられかねない動きを示していることについて懸念を表明。共同開発に向けた条約締結交渉の早期開始を要請したが、楊氏は「合意を実現するための環境整備を日本側にお願いしたい」と述べるにとどまった。

 一方、岡田氏が中国製ギョーザ中毒事件について「特に主婦層で不信感が高まっている」と述べ、事件解決に向けて中国側の努力を求めたのに対しては、楊氏は「国境を超えた事件だ。双方の警察は意思疎通を密接に行ってきた。この問題を政治問題化するのはよろしくない」と語った。

 楊氏は歴史問題と台湾問題について「日中関係の政治的基礎にかかわる問題だ」と指摘。また、チベット問題とウイグル問題については内政問題だとした。岡田氏は「歴史を直視し未来に向かう姿勢だ」と答えたが、チベット問題は「中国の内政問題だ」との認識を示し、ウイグル問題には特に言及しなかった。

 一方、日中韓外相会談でも岡田氏が東アジア共同体構想の必要性を指摘したのに対して、東アジアの協力体制を構築していくべきだとの基本的な認識で一致した。また、岡田氏は中国に対して核軍縮を求めたが、中国は米露の核軍縮交渉の推移を見守る意向を示すにとどまった。また、北朝鮮問題に関しては6カ国協議の早期再開の必要性で3カ国は一致した。」

「中国外相、日米分断のエール? したたかさ感じさせる中国外交

2009.9.28 19:52 産経新聞


会談に臨む(左から)韓国の柳明桓外交通商相、中国の楊潔●(=簾の广を厂に、兼を虎に)外相、岡田外相=28日午後、上海市内のホテル(代表撮影)

 岡田克也外相は外相として初の訪中で、中韓両国外相と「東アジア共同体構想」推進への連携を確認した。岡田氏は同盟国の米国を排除するものではないと強調したが、中国側は東アジア共同体構想を提唱してきたのは中国自らだと、岡田提案を逆手に取ってみせた。鳩山政権が「共同体」を言えばいうほど、米国が不信感を高め、中国が日米間にくさびを打とうと攻勢をかける。そんな基本構図が鮮明になった。

 「東アジア共同体構想という言葉を使うかどうかは別にして、基本的に賛同していだいた」。岡田氏は一連の会談終了後、成果をこう強調してみせた。

 岡田氏は日本はアジアと米国の「連結器」の役割を果たすと唱えてきており、日中韓3カ国外相会談でも「日米同盟を基軸にしながら、東アジア共同体構想を推進する」考えを強調。日本政府高官は「インドや豪州も加えるし、米国を排除するものではない」と米側が警戒する必要はないとの考えを繰り返した。

 ただ、中国側が鳩山政権を「日本を中国側に引き寄せる絶好の機会ととらえている」(外務省幹部)のは間違いないようだ。一連の会談で、東シナ海のガス田開発問題、ギョーザ事件、チベットの人権問題、中国の核軍縮にも言及した岡田氏だが、全体としては中国側のペースにのせられた感が強い。したたかな中国外交に飲み込まれてしまうのではないか-。そんな懸念をぬぐい去ることができなかった。(上海 笠原健)」

「米政府、鳩山首相の「東アジア共同体」に強い反対 不信と懸念強める

2009.9.28 18:40 産経新聞

 【ワシントン=有元隆志】鳩山由紀夫首相が国連総会の一般討論演説で表明した「東アジア共同体」構想に対し、米政府高官が米国抜きの構想だとして強く反対する意向を日本側に伝えてきたことが28日、分かった。日米関係筋が明らかにした。

 就任直後の訪米で、オバマ米大統領との信頼関係の醸成に自信を示した首相だが、首相の外交政策への米側の懸念がかえって強まっていることを示している。

 同筋によると、構想に反対し懸念するとの意向は、24日の首相の演説直後に米政府高官が日本政府高官に伝えた。

 首相は23日に行われたオバマ大統領との初会談では、アジア政策は日米同盟なくしては成立しないとの認識を強調したものの、「東アジア共同体」構想については説明しなかった。

 ところが、翌日の国連演説で、首相は「FTA(自由貿易協定)、金融、通貨、エネルギー、環境、災害救援など、できる分野から協力し合えるパートナー同士が一歩一歩協力を積み重ねることの延長線上に、東アジア共同体が姿を現すことを期待している」と述べ、構想の実現に強い意欲を表明した。」


 首相は21日に中国の胡錦濤国家主席とニューヨークで会談した際も、「東アジア共同体」構想に言及し、「日中の違いを認めながら、違いを乗り越えて信頼を築き、構築したい」と語っていた。

 首相は16日の就任記者会見では「米国というものを(構想から)除外するつもりはない。米国抜きで必ずしもすべてできるとは思ってもいない」と語ってもいる。しかし、かねてから同構想への警戒感を抱く米側は、日米首脳会談で首相の「真意」を確認できないままに終わり、構想の説明については米国は“外された”格好にもなったことから、不信感と懸念を強めたものとみられる。

 米政府はブッシュ前政権時代から、「東アジアから米国を排除するようなもの」(アーミテージ元国務副長官)とするなど、同構想への反対姿勢を鮮明にしてきた。




【用語解説】東アジア共同体構想

 民主党がマニフェスト(政権公約)に、アジア外交を強化する枠組みとして明記。具体的には(1)中国、韓国などアジア諸国との信頼関係強化に全力を挙げる(2)通商や金融、エネルギー、環境、災害救援、感染症対策の各分野で協力体制を確立する(3)投資、労働、知的財産分野を含む経済連携協定(EPA)交渉を積極的に推進する-など。」

「「東アジア共同体は中国の戦略。米国は受け入れない」米専門家

2009.9.29 18:02 産経新聞

 【ワシントン=古森義久】米国議会の政策諮問機関「米中経済安全保障調査委員会」のラリー・ウォーツェル副委員長は28日の産経新聞との会見で、鳩山由紀夫政権が提唱した「東アジア共同体」構想について、「本来、中国が米国(の影響力)を東アジアから後退させる意図で開始した外交作戦で、すでにアジアの多くの国から排されており、日本の提案は遅すぎる」との見解を語った。

 中国の外交や対外戦略に詳しいウォーツェル氏は、「日本の新提案の具体的な内容は不明だが、基本的に中国が2005年ごろから東南アジア諸国連合(ASEAN)の会議などで打ち上げた、外交作戦としての『東亜共同体』と同様の構想だろう。そのときの中国の意図は、東アジアから米国(の影響力)を後退させることだった」と述べた。

 同氏はさらに日本提案の東アジア共同体構想について、「アジアの多数の国からも米国からも広くは受け入れられず、あまり進展しないだろう」と予測。中国の東アジア共同体構想はすでに多くのアジア諸国から排され、ほぼ死んでいた(状態だった)ため、この時期に日本が同様の構想を再提案すること自体が遅すぎた観があると指摘した。

 また、日本の構想を単に地域協力案としてみても、アジアにはすでにアジア太平洋経済協力会議(APEC)、ASEANプラス3(日中韓)、ASEAN地域フォーラム(ARF)など、各種対話や協議機関が多数存在するため、あまり意味がないと強調。

 同氏は米国の反応について、「オバマ政権がすぐに公式反対を表明することもないだろうが、議会などからは強い反対も起きるだろう。米国として、広く一般に受け入れることはないと明言できる」と語った。

 ウォーツェル氏は1970年代から米陸軍でアジアの軍事分析にあたり、ハワイ大学で博士号取得。80年代後半から計7年間、北京の米国大使館の駐在武官、2000年からはヘリテージ財団の副所長などを歴任。翌年から米中経済安保調査委員会の委員となり、委員長を務めた後に現職。」


まあ、鳩山政権は、中共支那の戦略にマンマと嵌められた感じです。つまりは、東アジアからの米国の排除とそれに伴う『日米同盟』の廃棄と『大中華帝国』の復活です。このままでは、日本は、台湾やチベットやウイグルやモンゴル同様、中共支那の『地方自治区の内政問題』にされそうです。ただでさえ、支那は日本人のことを『大和族』とか呼んだことがあるくらいですから・・・。

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今そこにある危機(36) [国際・政治情勢]

「政治活動でキャバクラ利用 江田参院議長、川端文科相らの団体

2009.9.30 12:28 産経新聞

 江田五月参院議長と、川端達夫文部科学相ら民主党の3議員の政治団体が平成15~19年分の政治資金収支報告書に、女性従業員に接客させるキャバクラやクラブなどでの飲食代を政治活動費として計上していたことが30日、分かった。

 民主党出身で会派離脱中の江田氏の資金管理団体「全国江田五月会」は事務所役員とマスコミ関係者、後援者らとの懇談に東京都台東区のキャバクラなど11店を利用。5年間で計約240万円を支払ったという。江田氏の事務所は「これからもこのような店を使うか、事務所役員らと相談して決めたい」としている。

 川端氏が代表を務める「民主党滋賀県第1区総支部」と資金管理団体などがスナックなどを政治活動に利用していたことも判明。川端氏の事務所は「党からの寄付は当てていない。これから詳細を調べる」としている。」

「「懸念を抱かれないように」官房長官 政治活動費でキャバクラ問題

2009.9.30 12:32 産経新聞

 平野博文官房長官は30日午前の記者会見で、江田五月参院議長らの政治団体がクラブやキャバクラなどでの飲食費を政治活動費として計上していたことがわかったことについて「一番、大事なことは政治家が適切に処理することだ。支出は政治家の判断で、適切か不適切かは公開するので国民が判断されることだ」と述べた。そのうえで、「国民の皆さんがどう判断されるか。懸念を抱かれないようにすべきだ」とクギを刺した。」

上記の記事を見れば分かるように、世間一般では、マスコミの報道管制で、恰も民主党が、清廉潔白な正義の味方で、自民党は、利権などカネと権力で『腐敗』していると思われているでしょうが、実態は、こんなに『腐敗』しています。麻生前首相のホテルのバーでの仕事の後の自腹での一杯の方が、余程マトモでしょう。こんな政党に政権を取らせるべきではなかったと思います。

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今そこにある危機(35) [国際・政治情勢]

「【主張】自民党新執行部 一丸で党改革に取り組め

2009.9.30 03:01 産経新聞

 自民党の再生に向けた陣容が決まった。谷垣禎一総裁は、党運営の要となる幹事長に、麻生政権などで国対委員長を務めた大島理森元農水相を任命した。政調会長は石破茂前農水相、総務会長は田野瀬良太郎元財務副大臣、国対委員長には川崎二郎元厚生労働相を起用した。

 人選について谷垣氏は「大変難しい時なので、力量のある方というのが一番のポイント」と説明した。自民党のイメージを刷新する斬新な顔ぶれとは言い難いが、最大派閥の町村派からの起用を見送るなど、谷垣氏が強調してきた派閥の意向にとらわれない布陣になったといえよう。新執行部は一丸となって、党勢立て直しに臨んでもらいたい。

 自民党が政権奪還を果たすには、谷垣氏自身が唱えた「みんなでやろうぜ」という挙党態勢をまず確立することだ。内輪もめをしている状況ではない。世代交代を訴えた河野太郎元法務副大臣や西村康稔前外務政務官をいかに起用するかも問われる。

 新執行部が直面する最大の課題は参院選での勝利だ。10月8日には神奈川、静岡両補欠選挙が告示される。来年夏の参院選は、自民党が反転攻勢できるかどうかの大一番となる。選挙を実質的に取り仕切る幹事長の責任はきわめて大きい。

 「勝てる候補」を擁立するためには、前例にとらわれない候補者選考が求められよう。場合によっては大胆な候補者差し替えも必要だ。国会運営で培われた大島氏の政治手腕に期待したい。同時に有識者による候補者選定委員会を設置し、コンテストで広く逸材を選ぶ仕組みを導入するなど党改革も進めてほしい。

 政策作りも与党時代のように官僚を頼るわけにはいかない。自分たちで練り上げることになる。谷垣氏は「政権構想会議」や「影の内閣」を設置して取り組む意向だが、国民のもとに積極的に出向き、直接声を吸い上げる体制をつくることが大事だ。

 戦う野党として国会追及にも期待がかかる。対決姿勢ばかりでは国民の支持は得られないだろうが、多くの国民が納得していない鳩山由紀夫首相の違法献金問題などをあやふやにしてはならない。外交や安全保障政策、財源問題など鳩山政権の基本政策には危うさも多い。代替政策を掲げ問題点をただしてもらいたい。」


自民党の再生に向けた陣容が決まりました。今後、自民党は発足当時からの『真の保守政党』に戻って欲しい。その為には、河野太郎を筆頭とする自民党内の売国議員を排除すべきである。そして、早く売国政権・鳩山民主党連立政権から政権を奪還して貰いたい。日本が崩壊する前に・・・。

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今そこにある危機(34) [国際・政治情勢]

「千葉法相、拉致実行犯釈放嘆願書署名を反省「申し訳ない気持ち」

2009.9.29 17:03 産経新聞

 千葉景子法相は29日、産経新聞のインタビューに答え、原敕晁(ただあき)さんらを拉致した実行犯である辛光洙(シン・ガンス)元死刑囚の釈放嘆願書に署名していた問題について、「うかつだった。誤解を招くような結果になったのは大変申し訳ないという気持ちはある」と述べ、反省を表明した。

 なぜ署名したかに関しては「どういう状況で署名したか、その経緯は調べている段階だ」と述べた。拉致問題については「国際的に見ても、人権を大事にということから見ても許すことのできない問題だと思う」と語った。

 嘆願書は「在日韓国人政治犯の釈放に関する要望」との表題で1989年、当時の盧泰愚韓国大統領にあてて出された。村山富市元首相、土井たか子元衆院議長、江田五月参院議長ら128人の国会議員が署名した。釈放要請対象者には、辛元死刑囚の共犯者である金吉旭・大阪朝鮮学校元校長の名前もある。

 鳩山内閣では千葉氏のほか、菅直人副総理・国家戦略担当相も署名しているが、鳩山由紀夫首相は16日の就任記者会見で「過去のことに対して私は今、2人の大臣に問うことを考えていない」と述べ、不問に付す考えを示した。」

「【鳩山会見】拉致実行犯釈放嘆願書の署名2閣僚「過去は問わない」(16日夕)

2009.9.16 19:48 産経新聞


首相就任後、初の記者会見を終えた鳩山由紀夫首相=16日午後、官邸(奈須稔撮影)

 --拉致問題に関して、鳩山内閣には北朝鮮拉致問題の実行犯の辛光洙(シン・ガンス)元死刑囚の釈放嘆願書に署名した菅直人国家戦略局担当相と千葉景子法相の2人が入っている。北朝鮮に誤ったメッセージを送りかねない。この2人に拉致被害者家族に反省なり謝罪なりを求める考えはないか


 「わたくしは過去の経緯というものは事実としてあろうかと思います。ただ、一番大事なことは北朝鮮に対しては、拉致問題を現実に解決に向けて進めていくということが肝要であります。そのためにも、今回、国家公安委員長になりました中井洽(ひろし)、中井大臣に拉致問題担当というものを命じているところでございます。彼がこんにちまで拉致問題に大変積極的に行動してまいったことに、わたしは重きを置かせていただきながら、拉致問題をうまく展開をさせていくために、努力を惜しまない、そのように考えておりまして、過去のことに対してわたしは今、2人の大臣に問うことを考えてはおりません」」

「拉致対策本部“休眠中” 政権の対応方針見えず

2009年9月28日(月)8時0分配信 産経新聞

 鳩山政権が発足し、あらゆる分野で「民主党らしい」政策の実現に着手し始めたが、拉致問題の真相究明や生存者の即時帰国を推進するために置かれた政府の「拉致問題対策本部」が“休眠状態”のままだ。同本部の組織改編の可能性についても、「(具体的には)鳩山由紀夫首相が帰国してから」(中井洽(ひろし)・拉致問題担当相)と後回し。29日には首相と拉致被害者家族との面会は決まっているが、拉致問題への対応方針は見えてこない。

 「過去のことに対して私は今、2人の大臣に問うことを考えていない」


 鳩山首相は16日の就任記者会見で、鳩山内閣の菅直人副総理・国家戦略担当相と千葉景子法相の2人の閣僚がかつて、横田めぐみさんらを拉致した実行犯である辛光洙(シンガンス)元死刑囚の釈放嘆願書に署名していた問題を不問に付す考えを示した。


 同時に、「拉致問題に大変積極的に行動してきた」と強調したのが、民主党拉致問題対策本部長を務めた“圧力論者”の中井氏だった。拉致被害者「救う会」の西岡力会長代行は「ベストの人事。大いに期待したい」と話す。中井氏も就任後、産経新聞の取材に対し「日本は拉致を解決しない限り、(北朝鮮の)どんな要請にもノーと徹底的に言い続ける」と明言した。ただ、今のところ掛け声だけで、具体的な動きはない。同本部を含む組織見直しについても「いろんな考えを持っている」と話すだけで、青写真は見えない。


 同本部は安倍内閣が発足直後の平成18年10月に設置。本部長を首相、官房長官と拉致担当相が副本部長を務め、全閣僚で構成する。事務局には外務、財務両省などの出向者ら約30人が常勤しているが、「外務省は圧力よりも対話派が多く、情報集約に限界がある」(拉致議連関係者)とされていた。中井氏も拉致問題で情報収集機能を強化すべきだとの考えを示しており、組織改編の必要性が指摘されていた。


 対策本部の事務局も「(設立根拠の)閣議決定のまま改組するのか、見直しのための新たな閣議決定をするのか」と、新組織の具体像に気をもんでいる。(森山昌秀)」


千葉景子法相は、原敕晁(ただあき)さんらを拉致した実行犯である辛光洙(シン・ガンス)元死刑囚の釈放嘆願書に署名していた問題について、「うかつだった。誤解を招くような結果になったのは大変申し訳ないという気持ちはある」と述べ、反省を表明したが、なぜ署名したかに関しては「どういう状況で署名したか、その経緯は調べている段階だ」と述べた。何故、自分がしたことを調査しないと分からないのか?まるで他人事だ。頭がオカシイのではないか?それに謝れば済む問題なのか?謝って済むなら法律も警察も必要ない。こんな人物が日本の法務大臣なのだから、世も末だ。これは、法務大臣に任命した鳩山首相にも責任があるが、鳩山首相は管直人氏とともに千葉氏も不問に付すという。普通なら、更迭し、辞任させるのが当然である。上記の記事で、既に大臣に任命する以前から、鳩山氏は二人の過去の大罪を不問に付していたのだ。また、鳩山政権発足と同時に始まった『売国政策推進』は着々と進行させているくせに、肝心の拉致問題の真相究明や生存者の即時帰国を推進するために置かれた政府の「拉致問題対策本部」が『休眠状態のまま』だ。拉致家族との面会では、鳩山首相は、大いに気勢を上げ、北朝鮮を追求するような発言をしたが、これでは、どこまで本気なのか全く分からない。

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栗塚旭・いのち燃ゆ [時代劇]

いのち燃ゆの土方(1)

いのち燃ゆの土方(2)

[いのち燃ゆ(1981年:TVシリーズ:全23話:カラー)]

<解説>
『いのち燃ゆ』(いのちもゆ)は、NHKで1981年4月8日から10月7日まで放送された時代劇。全23話。
歴史上の人物を1年かけて“史実に忠実に”(建前上)“豪勢に”という大河ドラマ枠とは違い、水曜時代劇枠は比較的市井の人物の主役が多かったのと、外国文学を日本の時代劇に翻訳した意欲作が多かった。本作もフランスの文豪ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』(翻訳:『ああ無常』)を幕末の日本に置き換えた作品。主演は柴俊夫氏で、高橋氏は主人公を改心させるミニエル坊さんに当る役を演じている。
 地味な一作ではあるが、なお、この作品の後半では、“伝説の土方歳三”こと栗塚旭氏が、またしても土方役を演じて出演しているので、新選組マニアにも垂涎な作品のようだ。

<概要>
幕末の長崎、大阪、米子、京都が舞台。丈吉は、「1個のにぎり飯を盗んだ」とされ、流罪となる。それを機に、彼の苦難の人生が始まる。過去の罪におびえながらも、貧しい人々の生活の中、丈吉はたくましく生き抜く。人を救い、自らも救われんと生きる丈吉の姿を、汗と涙の冒険物語として描いている。

原作は、ビクトル・ユーゴーの小説『レ・ミゼラブル』。設定・登場人物などは大胆に翻案し、日本の時代劇として再構成している。

<概略>
この作品は81年水曜時代劇枠で放送された作品で全23話。この作品はレ・ミゼラブルを時代劇を背景に作り上げた作品で、ジャン・バルジャンが柴俊夫演じる丈吉役に相当します。

序盤はあまり丈吉にスポットが当たらないせいかただひたすらに高橋幸治が演じる竜安先生がかっこいい。高橋幸治さんと言えば織田信長って感じがしますけどね、竜安先生も素敵です。その竜安先生の付き人として潜り込んでいる幕府の人(?)役の坂上次郎も光ってます。4話でどうやら竜安先生のところからいなくなるみたいでしたが…。

丈吉は大阪へ来て家族と再会するも、またこてっちゃんの陰謀で追われる身に…。例の親の仇と狙っている兄妹もしつこい。こてっちゃんは借金のカタに自分の娘を売り渡す証文を書いてしまっていたのですが、この借金20両を何とかしようと丈吉は銀の燭台をお金に換えてほしいとおりんさんに頼みます。けど、ご禁制の品ですしそう簡単にはお金に換えられません。おりんさんは身請けで20両貰って銀の燭台は自分の宝物にするって決め、貰われていきます。

が、この20両親の仇を狙ってる兄妹と一緒に丈吉を追う岡っ引き連合から逃げているときに不覚に落としてしまいます。その間ここの家族ではいろいろな話し合いがあって、丈吉は一人で逃げて、家族は借金取りから逃げるために夜逃げ決行。

丈吉は途中いろいろありながら、鉄山師になって出世します。
もう昔の丈吉ではなく小松屋幸吉という名前で立派な旦那さんになってます。儲けたお金で治療院を作り、そこの治療院で蘭学の講義をするために竜安先生と助手がやってきます。小松屋の離れに泊めて貰うことになった竜安先生と助手は丈吉と再会しますが、丈吉が竜安を知らないと言ったため翌日別の宿を取って小松屋を出ます。そしてその宿がおりんさんを身請けした男の旅籠で赤毛の女の子がいじめられているのを目にします。

そう、その子はたぶんたった一夜の…。おりんは乳ガンで竜安先生の手術を受けます。この時代に乳ガンって言葉があったのかな?胸が痛い~って言ってたので結核かと思った。

おりんさんの乳ガンの手術は無事成功し、小松屋(丈吉)はおりん親子が働かされずに済むように月5両支払うと旅籠の旦那に交渉します。実際はそれでもこき使われていたりするわけですが…。

そんな中、ずっと指名手配中だった赤牛の丈吉が捕まったという報が流れます。小松屋が丈吉であると確信している作次郎はどんな奴が間違って捕まっているのか確認しに行きます。すると丈吉と一緒に島抜けした仙吉が捕まってます。その場は「仙吉が丈吉に間違いありません」と言って、小松屋に丈吉の身代わりに捕まっているのは仙吉である旨耳に入れます。

さて、小松屋どうする?自分の身代わりに仙吉が殺されるのを黙って見ているのか?

まさか、そんなこと出来るはずもなく、刑場で名乗り出てしまいます。身重だった奥さんは流産してしまい、小松屋は丈吉が育てていた夜鷹の子ががんばって小松屋3代目になりました。そんな中島送りの船が難破して丈吉はたぶん死んでしまっただろうと報告されましたが、やっぱり生きてました。

丈吉は何とか小松屋にたどり着き家族と再会しますが、そんな時おりん危篤の知らせが入ります。最後までおゆきは丈吉の子では無いと言い張って死んでいきました。けど、しっかりおゆきのことをお願いしますと言い残して言ったので丈吉は小松屋から100両貰っておゆきと出直しの旅に出ます。

そんな中、お豊と作次郎は関係を持ちます。そして作次郎に島へ帰ろうとお豊はいいます。その朝、一人作次郎は姿を消します。

そして時は流れて、おゆきは竜安先生のところで育てて貰って、丈吉は米屋としてがんばってました。お豊もまたよなきやという名前の店の主になってました。お豊は凄く強くなりました。最初は復讐にとらわれて、無駄な人生過ごしていた感があったけどおりんの看病をしたりしていた辺りからいい女に変わってます。

で、米屋やってる場所が「京都」
いねさんがおゆきを米屋の丈吉のところまで送り届けてくれます。急に大きくなってびっくり。そしてよなきやに出入りしている男女、これがねぇ~、何の因果か丈吉の妹おしまとおりんを身請けした男の息子なんだわ~。まだ丈吉はおしまが妹だと気づいていない感じだったけど、風車の伏線があるので時間の問題でしょう。

で、行方不明だった作次郎が何と新撰組隊士になってる!!!!

栗塚旭の出番もやっと来ましたが、かなり老けた感じがするなぁ。で、作次郎と一緒に米屋の丈吉に献金をお願いしに来るんだけど、まぁ脅しているわけで感じ悪い。作次郎は立派な男になるって言った割にはなんだかつまんない男になってるなぁ…。

京都幕末のゴタゴタが絡んできます。丈吉の娘おゆきの思い人が長州藩の人で、お豊のあにしゃんが新撰組なのも何というか運命のいたずら…。

誘拐されたおゆきが捕まっていたのは丹波屋一家とそれに絡むお志麻なんだけど、そこでまぁ丹波屋からあることないこと吹き込まれるし、身代金千両って…。しかし、身代金払う丈吉もただくれてはやらないとこをは拍手。そして、お志麻と丈吉は兄妹の名乗りをすることが出来ました。

その前に坂上二郎が登場して長崎に両親がいると言う言付けを竜安先生から預かってきます。隠密家業に嫌気がさしてアメリカに渡って今は西洋歯医者になっているそうで。そして長崎に渡った丈吉が見た両親の姿はぼけた父親と一緒に物乞いをする母親。一緒に帰ろうと言っても首を縦には振りません。父親はずっと丈吉に嫉妬していたみたいですね。哀れな姿でした。

京都の町が戦乱の渦に巻き込まれていく最中、ずっと反対していたおゆきの結婚を丈吉は認めることにしました。しかし、ほとぼりが冷めたと丈吉に会いに来た小松屋のお美津は、結局一緒に京都にいることも、別の土地でまた鉄山師をやろうという誘いも断られてしまい、京都を後にすることになります。あの6年間は凄く幸せそうだったのにねぇ。

そして戦火に巻き込まれ帰ってきた新撰組隊士の列にあにしゃんがいないことに気付いたお豊は探しにいこうとするが、そこで丈吉は自分が行くと代わりに行くことに。しかし、火事場泥棒的に死体から剣を盗んだりしていた丹波屋の母と子に出くわし、レイプされそうになっている娘を助けるために長州藩の侍を斬ってしまう丈吉。後から来た藩士に捕まってしまいました。

そこで同じく長州藩士に捕まっていた作次郎に会います。処刑されかかっている作次郎を全力で逃亡作戦に巻き込みますが銃弾を受けてしまいます。そこから二人が死ぬまでの会話が何とも。島にいるときからずっと丈吉と友達になりたかったと言い残して先に作次郎が死んでしまいます。そしてその死体を抱きかかえたまま丈吉も。探しに来た人たちが見た二人は髪が真っ白になった丈吉…。

そして、二人の骨を拾って竜安先生のところを訪ねるお豊。お雪と彦馬さんは造船師になるみたいな感じで洋装してお墓に手を合わせていました。竜安先生は「人のために生きろ」と丈吉にいったのが仇になってしまったのかなぁと。

とにかく結末も悲しいお話でした。
最終回にも栗塚さんの出番あったのですが、あの鉄鍋みたいな兜を被って戦いに行く姿はちょっと違和感ありました。このドラマではお志麻との絡みがある分沖田の方が出番が多かったです。島田さんの沖田もいいけど、このドラマも沖田もなかなかでした。

<原作との人物対比>
丈吉⇒ジャン・ヴァルジャン、作次郎⇒ジャヴェール警部、おりん⇒ファンティーヌ、お雪⇒コゼット、岡田彦馬⇒マリユス、竜安⇒ミリエル司教、丹波屋徳市⇒テナルディエ、お六⇒テナルディエ夫人、お志麻⇒エポニーヌ、春吉⇒ガヴローシュ、岡田主馬⇒ポンメルシー、岡田織江⇒ジルノルマン伯爵

<スタッフ>
原作:ビクトル・ユーゴー『レ・ミゼラブル』
脚本:杉山義法
音楽:奥村貢
制作:土居原作郎 ※「土」は、正確には「`」が加えられている(土`)。
演出:田中昭男、樋口昌弘、宮崎純ほか
語り:中条静夫
製作:NHK大阪放送局

<キャスト・あらすじ>
第1部~第3部は、便宜上のものである。第1部は第7話まで、第2部は第8話から第15話まで、第3部は第16話以降。

注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。

■第1部(流刑地、長崎、大阪編)
□流刑地で登場した人物
●丈吉/柴俊夫
生まれつきの赤毛と、怪力が特徴。流刑地では「赤牛」と仇名されていた。
大塩平八郎の乱の余波で、無実のまま流罪となる。その後も、役人の不手際で赦免状から書き漏れる(二度と公式に赦免されない)など、不運な男。
●作次郎/石橋正次
丈吉が流された島の、庄屋の跡取り息子だった。銃の名手。
丈吉らの島抜けで父が死亡。200年続いた庄屋(近藤家)は名字帯刀を取り上げられる。丈吉へ復讐する為、執拗に追跡する。
●お豊/神崎愛
作次郎の妹。
父の勧めもあり、丈吉を婿にするつもりだった。作次郎と共に、丈吉の跡を追う。
●嘉右衛門/加藤嘉
流刑地の庄屋(近藤家の当主)。作次郎、お豊の父。丈吉が赦免にならなかった経緯を聞き、不憫に思う。
丈吉に娘を勧めるが、断られ、島抜けの決意が固い事を知る。同情した嘉右衛門は通行手形を用意するが、丈吉に渡す際、仙吉に背後から襲われ、致命傷を負う。
死に際し、自らが隠れキリシタンである事を竜安に明かす。
●仙吉/島米八
大阪出身の罪人。丈吉に妹(お志麻)からの手紙を渡した。島抜けを企み、丈吉の動向を窺っている。
●竜安/高橋幸治
りゅうあんと読む。長崎の蘭学医。流刑島を定期訪問した際、丈吉と出会う。
再会した丈吉と別れる際、銀の飾台を託し「飾台のような男になれ」と言葉を贈る。
●市蔵/坂上二郎
竜安に同行していた。「医者になりたい」と語るが、実は幕府の隠密であった。
長崎で登場した人物
●シーボルト・イネ/早乙女愛
島抜けで傷ついた丈吉を手当てした。これにより、丈吉は竜安と再会する。
謙吾/伊藤武史
竜安の弟子。
□大阪で登場した人物
●おりん/吉本真由美
芸者。元は裕福な商家の娘。
没落した際、丈吉に恩義を感じ、丈吉が島から帰ってくる日をお咲・お志麻と共に待っていた。
●お咲/高森和子
丈吉の母。丈吉の帰りを待ち、力仕事などで娘を養っていた。
長崎出身。
●お志麻/大田由美子
丈吉の妹。風車を売って生計の足しにしている。
原作のエポニーヌのポジションと思われるが、原作ではエポニーヌはテナルディエの娘の一人である。
●多吉/財津一郎
丈吉の父。
畳職人だが、仕事もせず、博打や女遊びにのめり込んでいる。妻や娘の稼ぎを当てにし、食いものにしている。
丈吉が「大塩の残党」として逮捕された際、「残党に間違いない」と証言した。それが決定的な証拠となり、丈吉は流罪となった。
丈吉が赤毛の為、「自分の息子では無いのでは?」と考えている。
借金(二十両)のカタに、娘を売ろうとした。
●丹波屋徳市/山田吾一
米子の商人。金にモノを言わせ、おりんを我が物にしようとしている。
金にうるさいタイプで、おりんに風車をねだられた際、「大阪は物価が高い」とこぼしていた(風車は、お志麻が売っていた物全部で、金額は四十四文)。
丈吉が、妹を救う為、金の工面(銀の飾台の売却)をおりんに相談し、おりんは丹波屋に話を持ちかける。しかし、丹波屋は飾台を歯牙にもかけず、おりんは不本意ながら、丹波屋の妾になる。

■第2部(米子編)
※第9話と第10話の間で8年が経過、第14話と第15話の間で1年が経過している。
●幸吉(丈吉)
米子編では、上記のクレジットとなる。
当初は、逃亡者として小松屋の鉄山に迷い込んだ。その後、小松屋で働く事になる。
小松屋乗っ取り騒動の際、当主(おこう)の精神的支柱となる。後、娘(お美津)と結婚し、おこうの跡を継いで小松屋幸吉となる。
鉄山師として頭角を現し、また無料の診療所を開いた事で、人々の尊敬を得ている。しかし、島抜け(と、嘉右衛門殺しの容疑)で追われる身である事に変わりは無く、心の休まらない日々を送っている。
●お春/佐藤友美
旅芸人。夜は娼婦として稼いでいたが、「子供の事も考えてくれ」と丈吉に諭される。
●新吉/阿南忠幸(第8話、第9話)、新藤浩(第10話以降)
お春の息子。同行したのは短い間だったが、丈吉に懐いていた(第8話)。
お春に後妻の話が来た際、新しい家庭に入る事を拒否。丈吉を養父に選ぶ(第9話)。
第10話では、丈吉に同行し、鉄山師としての修行を積んでいた。丈吉の信頼も厚く、「自分に何かあったら、跡を継ぐように」と言われる。
第15話では、おこうの勧めで、正式に小松屋を継ぐ。
●おこう/南田洋子
小松屋(鉄山師)の当主。未亡人となるまでは、夫が当主だった。当主の重圧により、男勝りの性格となっている。
●お美津/曽根千香子
おこうの一人娘。丈吉と結婚し、幸せな日々を送っていた。
●お六/浅利香津代
丹波屋徳市の妻。丹波屋は没落し、夫婦は木賃宿を経営している。第3部では、夫婦を「守銭奴」とナレーションで説明していた。
夫を奪ったおりんを憎んでおり、お雪にもつらく当たっている。
●お雪/宝多なるみ
おりんの娘。髪はやや赤く、肌は白い。
父親の名は、おりんは最後まで明かさなかった。
●おりん
丹波屋が没落した事で、労働を強いられている。
乳癌に蝕まれていたが、丈吉により診療所へ運ばれ、竜安の手術により助かる(第11話)。
身体が弱っており、最終的に死亡する。
●竜安
診療所を、技術指導で訪れる。丈吉の葛藤にアドバイスをする。
第8話では、旅先で作次郎・お豊に遭遇する。
●謙吾
竜安に同行して登場。診療所を任される(竜安は長崎に帰る)。おりんの最期を看取った。
●作次郎
第8話では、路銀が尽き、お豊ともども宿屋の下働きをしていた。
第12話で登場した際は、旅芸人として生計を立てていた(お豊が的になり、作次郎が手裏剣を投げる。目隠しで投げる事もある)。
小松屋幸吉が丈吉かもしれないと思い、米子を訪れる。顔を合わすも、丈吉は精神的成長を遂げており、作次郎の相手ではなかった。
しかし、「赤牛の丈吉」を名乗る男が捕まり、斬首刑に処せられる事になり、それをきっかけに丈吉を揺さぶる。
丈吉は、ニセの「赤牛の丈吉」(仙吉)を救う為、自らが本物の丈吉であると、処刑場で名乗り出る。作次郎は完敗を認め、「丈吉に負けない男になる」と決意し、米子を後にする。
●お豊
作次郎と同行する。丈吉を「父の仇」と思いつつ、憎みきれない(竜安いわく「悪女の深情け」)。
処刑場で丈吉が名乗り出た夜、作次郎と結ばれるが、翌朝、一人残される。
お豊は診療所で看護士となり、おりんの最期を看取る。

第3部(京都編)
※第2部から8年が経過。
●丈吉
伏見(京都)で備前屋と言う店を構え、米を扱っている。使用人は、丁稚の少年と、賄い関係の老婆の2人。
お豊いわく、「小松屋から金銭提供を受けていない」との事。
●お豊
京都で居酒屋を開いている。兄の消息を気にしている。
●お雪/斉藤とも子
長崎で、竜安・おイネに育てられる。8年ぶりに丈吉と再会する。
自分の父が誰か知りたがっており、それを頑なに隠す丈吉とは、なかなか打ち解けなかった。
京都への道中、岡田彦馬と知り合う。京都で再会し、恋心が芽生える。
●シーボルト・イネ
お雪を丈吉に会わせる為に上京した。
新撰組に傷を負わされた彦馬と出会い、丈吉が止めるのも聞かず、手当てを行った。
●岡田彦馬/金田賢一
長州藩士。父を訪ねて上京した。父と再会した直後、新撰組に襲撃され、傷を負ったまま逃亡した。
お雪に恋心を抱く。
●岡田主馬/高松英郎
彦馬の父。息子には「タダの浪人」と話したが、実は討幕派であった。
池田屋で新撰組に襲撃され、逃亡には成功するが致命傷を負っており、お雪・お豊に看取られ死亡。彦馬への遺言を託した。
●岡田織江/小栗一也
彦馬の祖父。
●お志麻/新井春美
女スリ。通称風車のお志麻(帯に、風車を刺している)。
丈吉の妹の成長した姿。何度も顔を合わすが、兄妹とも、それと気付かない。
沖田総司に恋しているが、沖田はお雪に惚れている為、お雪とは恋敵の仲。
●春吉/米村嘉洋(國村隼)
丹波屋徳市の息子。お志麻を姉御と慕う。
丹波屋一家は食い詰め、春吉を頼って京都に出てくる。一家は、火事場泥棒も辞さない。何も知らないお志麻は、それを「一家の団結が羨ましい」と春吉に告げる。
お志麻の策略で、丹波屋一家はお雪を誘拐。その際、お雪がおりんの娘であり、備前屋が丈吉である事が丹波屋一家に知れる。
●沖田総司/宮本宗明
新撰組の幹部。池田屋事件の後、体調を崩して寝込み、お志麻の世話になる。
岡田彦馬とお雪の密会現場に遭遇した際は、彦馬を斬る為に挑発を行った。
●土方歳三/栗塚旭
新撰組の幹部。作次郎と同行し、「小松屋から献金を受けたい」と申し出る。
●作次郎
新撰組に入隊。池田屋事件にも参加する。
丈吉への対抗心を失っていない。
●竜安
加齢により、頭髪が総白髪になっている。市蔵を通し、丈吉に父母の消息を伝えた。

<放映リスト(サブタイトルリスト・キャストリスト)>
第1回(1981年4月8日):南海の涯に
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 高森和子(お咲)

 坂上二郎(市蔵)
 加藤 嘉(嘉右衛門)

 財津一郎(多吉)
 高橋幸治(竜安)

第2回(1981年4月15日):不運な男
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 高森和子(お咲)

 坂上二郎(市蔵)
 加藤 嘉(嘉右衛門)

 財津一郎(多吉)
 高橋幸治(竜安)

第3回(1981年4月22日):銀の燭台  
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 高森和子(お咲)

 坂上二郎(市蔵)
 加藤 嘉(嘉右衛門)

 財津一郎(多吉)
 高橋幸治(竜安)


第4回(1981年5月6日):さらばオランダ坂
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)

 坂上二郎(市蔵)
 高橋幸治(竜安)

第5回(1981年5月13日):愛と憎しみの街
 柴 俊夫(丈吉)
 高森和子(お咲)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 吉本真由美(おりん)

 財津一郎(多吉)
 高橋幸治(竜安)

第6回(1981年5月20日):翔んで翔んで夢の中
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 高森和子(お咲)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 財津一郎(多吉)

第7回(1981年5月27日):夢去りし町角
  柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 高森和子(お咲)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 財津一郎(多吉)

第8回(1981年6月3日):生々流転
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)

 南田洋子(おこう)
 佐藤友美(お春)
 高橋幸治(竜安)

第9回(1981年6月10日):一輪でも花にて候
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 高森和子(お咲)
 佐藤友美(お春)

 南田洋子(おこう)

第10回(1981年6月17日):噂の男
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 南田洋子(おこう)

 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)


第11回(1981年6月24日):たった一夜の涙花
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)

 南田洋子(おこう)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第12回(1981年7月1日):お豊・作次郎流れ旅
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 南田洋子(おこう)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第13回(1981年7月8日):砂に埋れし幸福の日々
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 南田洋子(おこう)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第14回(1981年7月15日):白日夢
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 南田洋子(おこう)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第15回(1981年7月22日):お雪哀しや鈴が鳴る
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 神崎 愛(お豊)
 吉本真由美(おりん)

 山田吾一(丹波屋徳市)
 南田洋子(おこう)

第16回(1981年7月29日):京都の恋
 柴 俊夫(幸吉(丈吉))
 神崎 愛(お豊)
 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)

 新井春美(お志麻)
 高松英郎(岡田主馬)

第17回(1981年8月5日):祇園囃子が聞こえる
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 小栗一也(岡田織江)
 栗塚 旭(土方歳三)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 高松英郎(岡田主馬)

第18回(1981年8月26日):相呼ぶ魂
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 栗塚 旭(土方歳三)
 山田吾一(丹波屋徳市)

第19回(1981年9月2日):聖母の子守唄
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 財津一郎(多吉)
 高森和子(お咲)
 坂上二郎(市蔵)

 斉藤とも子(お雪)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 高橋幸治(竜安)

第20回(1981年9月9日):お志麻恋ぐるま
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)
 吉本真由美(おりん)

 栗塚 旭(土方歳三)
 山田吾一(丹波屋徳市)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 坂上二郎(市蔵)

第21回(1981年9月16日):作次郎乱れ斬り
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)
 吉本真由美(おりん)

 栗塚 旭(土方歳三)
 山田吾一(丹波屋徳市)
 小栗一也(岡田織江)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 高橋幸治(竜安)

第22回(1981年9月30日):それ京洛の花と咲く
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 山田吾一(丹波屋徳市)
 小栗一也(岡田織江)

 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 高橋幸治(竜安)

第23回(1981年10月7日):ある晴れた日に
 柴 俊夫(丈吉)
 石橋正次(作次郎)
 神崎 愛(お豊)
 新井春美(お志麻)

 山田吾一(丹波屋徳市)
 小栗一也(岡田織江)
 栗塚 旭(土方歳三)

 南田洋子(おこう)
 金田賢一(岡田彦馬)
 斉藤とも子(お雪)
 高橋幸治(竜安)


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