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今そこにある危機(281) [国際・政治情勢]

「韓国大統領、G8で菅首相の北朝鮮批判に謝意

2010年6月27日19時26分 朝日新聞

 【トロント(カナダ)=西山公隆】主要国首脳会議(G8)出席のため、カナダを訪問中の菅直人首相は26日夕(日本時間27日午前)、トロント市内で韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領と会談した。首相は韓国哨戒艦の沈没事件について北朝鮮を強く批判。大統領はG8サミットでの首相の対応に謝意を示した。

 首相は会談で「北朝鮮の行為は地域の平和と安定に対する脅威で、断固許すことはできない」と強調。G8首脳宣言に、北朝鮮を事実上非難する表現が盛り込まれたことについて「うれしく思っている」と述べた。大統領は「日本が首脳宣言をめぐる議論を主導したことに感謝する」と述べた。国連安全保障理事会で北朝鮮を非難する決議の採択を目指すことを念頭に、日韓両国と米国が連携することで一致した。

 首相は、日本による韓国併合から100年を迎えるのを念頭に「過去の歴史から目を背けない。反省すべきことは反省し、未来志向の友好関係を強化したい」と述べた。

 両国が互いに領有権を主張している竹島(韓国名・独島)問題や、政府・与党内でも意見が割れている外国人参政権問題は話題にならなかった。」

「朝鮮半島有事、その時日本は

2010年6月26日(土)8時0分配信 産経新聞

【野口裕之の安全保障読本】

 朝鮮半島の南北分断と対立を固定化させた朝鮮戦争が始まって、25日で60年を迎えた。この間、朝鮮半島情勢は、好転の気配をみせず、海軍哨戒艦の“沈没事故”が起き、ますますきな臭くなっている。半島有事は決して「周辺事態」と呼べる「対岸の火事」ではない。わが国に確実に飛び火する“日本有事”である。国内支援者蜂起による国内の戦場化▽首相誘拐▽離島占領による島民の人質化…。専門家と実施したシミュレーションでは“日本有事”を裏付ける恐ろしい3つの結末が導き出された。

 ◆対日戦に特殊部隊

 北朝鮮軍は世界最大規模の特殊部隊を有する。エリート部隊は偵察局の1個大隊(500人)を主力とする対日部隊1200人。偵察大隊は日本の言語・文化まで理解し、米陸軍の対テロ特殊部隊デルタフォース級の実力を備えている。このほか、25個旅団10万~12万人の軽歩兵を2008年度末までの2年間で18万人に増強した。軽歩兵とは軽装備の歩兵ではなく、山岳踏破や昼夜・全天候に対応できる高機動能力を持つ部隊のことだ。

 一方で、朝鮮労働党にも工作機関がある。「統一戦線部」に対日工作員500人、対日戦闘員も5千人を擁している。もっとも昨年、党の「作戦部」と日本人拉致を実行したとされる「35号室」といった工作機関を偵察局に一本化(=北朝鮮偵察総局)し、軍の非対称(特殊作戦・工作)能力を強化したとされており、編成の掌握が一層困難になった。しかも、日本国内には、決起もいとわない忠誠心を培った協力者=土台人(どだいにん)5千人を抱えているといわれる。

 こうした日本国内への投射能力をもとにシミュレートしたところ、3つのケースが浮上した。

 ◆“戦場化”が目的

 《ケース1》韓国陸軍士官学校生への調査ではかつて、34%が「韓国の敵」は「米国」と答え「北朝鮮」を上回った。民族共通の敵として反日米同盟民族闘争を誘発し、ゲリラ活動と併せて日本を戦場化することが作戦目的である。

 湾岸戦争で、イラクはイスラエルに対しミサイル攻撃を行った。イスラエル軍が反撃すれば、イスラエルとその背後の米国が共通の敵であることをアラブ世界に証明し、アラブ対米国とその同盟国という対立図を引き出す戦術であった。考え方としては、この戦術と同一線上にある。

 弾道ミサイルの攻撃目標は本来、靖国神社や米国大使館など、象徴的場所が効果的。だが、北朝鮮のミサイルは着弾予定地点と着弾地点との誤差が2~4キロもある。民族蜂起が目的で、同胞への被害を避けるため、永田町や霞が関といった政治・行政の中枢や、自衛隊・米軍が共存する基地、いわば同胞が少なく、かつ広域の目標を通常弾頭で狙う可能性が高い。

 同時に▽ミサイル誘導や効果確認に偵察大隊1、2人(以下、人数は目標・地域ごと)▽地対空ミサイルなど防空能力排除に向けた偵察大隊7~15人▽インターネットやメディアなどを通じて、同胞に当初は「反日運動」、激高してきた時機を見計らい「決起」を呼びかける任務を担う旧「35号室」工作員(以下、工作員)1、2人-などが、作戦行動に入る。1カ所で3ケタの犠牲者が出る。

 ◆首相拉致・人質も

 《ケース2》政治決定をまひさせることが作戦目的である。具体的には首相拉致が考えられ、仮に殺害しても新首相を誕生させないため安否不明の状況を作為。抱き込んでいる国会議員を活用して新首相誕生に反対させる。官房長官や危機管理監の拉致も狙えば効果は増す。

 加えて▽通信・交通基盤破壊と対米協力キーマン暗殺に工作員1、2人がそれぞれ作戦行動に入る。ここでも「対米協力反対」「反戦」など厭戦(えんせん)気分をメディアを使い盛り上げる。首相を守る警護官(SP)のほか、交通量によっては1カ所で4ケタの犠牲者が出る。

 《ケース3》日本を基盤とする米軍の投射能力低下のみならず、状況により、日本に戦争終結の仲介をさせる。対馬や壱岐など複数の離島を占領し、戦争終結を条件として島民を人質にする。拒めば、島民を段階的に殺害。蛮刀でノドを切り裂くなどのシーンをメディアに流すことが想定される。陣地防御ではないから守りやすく、偵察大隊7~15人で任務遂行できる。

 対米軍後方支援とのはざまで政府決断が遅れ、人質殺害が始まれば、メディアを使い政府を非難する。

 以上の3ケースは組み合わされて起きる可能性も高い。「対米軍後方支援を断固継続する」と即断・公言できない国は、以上のように執拗(しつよう)に狙い続けられるのである。」

「友好どころかピリピリ…自衛隊と中国人民解放軍が初交流

2010.06.26 zakzak

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陸自中部方面総監部を視察した范上将(中央)。周囲はピリピリムードだった=兵庫県伊丹市

 昨年の日中防衛首脳会談での合意に基づき、中国人民解放軍と自衛隊による部隊レベルの交流が今月、兵庫県伊丹市で行われていたことが分かった。日中の歴史上、初の画期的な出来事だが、中国海軍の軍備増強など東シナ海での緊張を抱える時期だけに、お互いにピリピリムードが漂い、友好からはほど遠い雰囲気だった。

 日中防衛首脳会談は昨年、北京と東京で行われ、中国の軍区と陸自方面隊レベルが相互理解、信頼関係の構築を目的に交流していくことで合意した。これを受け、中国全土に7軍区を持つ人民解放軍のうち、山東省済南市に司令部を置く済南軍区の司令員、范長龍上将ら高官8人が来日。創隊50周年を迎えた伊丹市の陸上自衛隊中部方面総監部を今月15日に公式訪問した。

 一行は応接室で角南俊彦総監(陸将)と懇談した後、部隊概要や武器・装備品の説明を受けた。その際、范上将は七四式戦車や自走りゅう弾砲について「射程は?」などと質問したが、自衛官は「お答えできません」と回答を拒否。すると、范上将は随行武官に中国語で「この砲の自走速度が16キロとは遅すぎるね」とやり返し、自衛官の顔が引きつる場面もあった。

 角南総監は「部隊間交流により、相互理解と信頼関係の増進がはかれることは意義深い」と話したが、中国側からのコメントはなかった。

 今回の交流について、軍事専門家は「中国海軍艦船が沖縄の公海上を白昼堂々と突っ切ったり、訓練中のヘリが警戒監視の海自護衛艦に異常接近するなど、緊張を抱えた中での実施。対中接近姿勢の強い民主党政権下だけに、日中間の政治経済上の思惑を感じる」と話している。」

「G8サミットに中国招待を=菅首相、夕食会で提案

2010年6月26日(土)14:03 時事通信社

 【トロント時事】菅直人首相は25日夜(日本時間26日午前)、主要国首脳会議(サミット)夕食会の席上、今後のサミットの在り方に関し「一層責任感を高めてもらうため、時には中国をG8サミットに呼ぶことを考えてもいいのではないか」と提案した。

 首相はG8サミットについて「先進国間の意思疎通の場として維持すべきだ」と強調。同時に、20カ国・地域(G20)首脳会合については「新興国との間の調整の場として位置付けることが現実的ではないか」と指摘した。

 これに関し、参加国はG8について「価値観を同じくする国が率直に意見交換を行い、方向性を定める意味で引き続き有用だ」との認識でおおむね一致。G20に関しては、「金融危機対応で大きな役割を果たしたが、意見をどのように収れんさせていくかが課題だ」との指摘が出た。」 

「菅首相ぽつん、外交苦手克服へ準備したのに…

2010年6月27日(日)09:27 (読売新聞)

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 就任3週間となる菅首相が、25日に開幕した主要8か国(G8)首脳会議(サミット)で外交デビューを果たした。これまでの政治生活で海外との接点が少なかっただけに、首相は周到な準備で国際舞台に臨んだが、さっそく「新参者」の悲哀も味わっているようだ。

 ◆溶け込めない◆

 25日昼下がり、サミット会場のリゾートホテルの庭で、それは起きた。

 集合写真の撮影を終えたG8首脳らは、オバマ米大統領らを中心に談笑を始めた。ところが首相は一人だけ輪に入れず、笑みを浮かべてぽつねんと立ち尽くすだけ。首相同様、今回がサミット初参加のキャメロン英首相がすんなり溶け込んだのに対し、菅首相は言葉の壁などもあって一歩踏み出せなかったようだ。

 首相就任にあたって自ら「外交的発言が少ない」と認めたように、首相には「外交は苦手」(周辺)という意識があるという。最近の首相経験者が小泉純一郎、安倍晋三、福田康夫、麻生太郎、鳩山由紀夫の各氏とも、留学や海外生活を経験して外国人の知人も多く、外交問題に一家言あったのとは対照的だ。

 ◆専門家が指南◆

 首相は、鳩山前政権で副総理だったが、難航した沖縄の米軍普天間飛行場移設問題では積極的に関与せず批判を浴びた。しかし、「ポスト鳩山」を強く意識し始めた今春ごろには「誰が次の首相になっても日米関係の修復は大変だ」と周囲に語るなど問題意識を持ち始めた。めぼしい日米関係の専門家の評判を聞いて回るなど、苦手意識克服に向けた下準備を進めていた。

 いよいよサミット・デビューが決まってからは、さらに熱が入った。外務官僚の説明に飽き足らず、21日夜にはジェラルド・カーティス米コロンビア大教授を首相公邸に招請。水だけで1時間以上にわたり、初めてのオバマ大統領との会談への対応を相談した。翌22日夜にはサミット出席5回という中曽根康弘元首相に都内のホテルでの面会を求め、“指南”を受けた。

 今回異例なのは、サミットの機会を利用した米国、中国、ロシア、韓国などとの個別の首脳会談に、岡田外相が同席する点だ。「日米、日露などは今までの経緯が分かっていないと困る」として、外相自ら福山官房副長官に申し出た。メディアや相手国の自らへの注目をそらしかねない外相同席を首相が拒まなかったのは、外交デビューはとりあえず「安全運転」で切り抜けたい、との首相の思いの表れ、との見方がもっぱらだ。

 ◆山場は日米会談◆

 今回の外遊で、首相が最重要課題に位置づけているのが、27日夜(日本時間28日朝)に行うオバマ大統領との会談だ。鳩山前政権でガタガタになった日米関係を立て直す、という深刻な課題に直面する。

 関係筋によると、首相は「鳩山と自分とは違うと伝え、不信感 払拭 ( ふっしょく ) に努める」ことを最優先に臨むようだ。

 とはいえ、日米間には、普天間問題がなお未解決のまま横たわる。日米関係を名実ともに修復するには、5月の日米共同声明にある通り、普天間代替施設の位置や工法を「8月末日」までに決めないといけない。しかし、地元・沖縄との合意形成は進んでおらず、展望は見えていない。

 首相はサミット出発に先立つ外務官僚との勉強会で、「8月末日」について、「なんで8月末日なんだ!」とどなり散らして「イラ菅」ぶりを発揮したという。外交に本気になった証拠ともいえるが、今後の試練の厳しさも示す出来事だった。(カナダ・トロントで、五十嵐文)」



日本はW杯と相撲界の野球賭博と参院選の真っ只中でありますが、国際情勢は、確実に日本に厳しいものになっています。菅首相はG8で、韓国を『ヨイショ』しまくりでありますが、もし、朝鮮半島が有事になれば、日本も巻き込まれるのは必定です。上記の記事のように第二次朝鮮戦争が勃発した場合、日本はとてつもなく危険な状態に置かれるのを菅首相は熟知しているのか甚だ疑問です。
対中政策でも、昨年の日中防衛首脳会談での『安易な』合意に基づき、中国人民解放軍と自衛隊による部隊レベルの交流が兵庫県伊丹市の陸上自衛隊中部方面総監部で今月15日に行われましたが、仮想敵国同士の軍事交流となり、流石に自衛隊は『平和ボケ』の日本政府と違って、人民解放軍幹部を警戒し、不用意な発言はせず、水面下で、日中双方の激しい攻防が繰り広げられた模様です。
一方、菅首相は、『G8参加国でもない』韓国、中共支那に関しては、必要以上に『配慮』しまくりましたが、肝心のG8の欧米先進諸国とは全然溶け込めないず、大して話もできない状態。情け無い限りです。外交に関しては、鳩山前首相より『下手』と言わざるを得ません。首脳会談に外相が同席しなければならないとは、日本国民として恥ずかしいですね。首相としての矜持はないのでしょうか。日本の外交オンチは、ひどくなる一方です。

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