今そこにある危機(241) [国際・政治情勢]
「「まさに空母建造の時」中国空軍大佐が意向
2010年1月7日(木)20時56分配信 読売新聞
【北京=佐伯聡士】中国国営新華社通信系列の国際問題専門紙・国際先駆導報は、「空母は兵器の概念を超越し、すでに我々の民族感情に溶け込んでいる」として、「まさに空母建造の時だ」と主張する軍事戦略専門家、戴旭・空軍大佐のインタビューを掲載した。
強大な海軍を目指す軍内の強い意向を反映したものだ。
戴氏は「海洋は中国にとって命脈だが、これを防衛する能力がない。中国の空母保有は、原爆を保有したのと同様に大国が必ず持つべきものだ」と強調。「旧ソ連のワリヤーグのような中型(約6万トン級)の通常動力型が最良の選択だ」と指摘した上で、空母本体に20億ドル(約1854億円)、艦載機と護衛艦を含めた空母戦闘群全体で計約100億ドル(約9270億円)を要するとの試算を明らかにした。
2個戦闘群を保有すると、さらに毎年100億元(約1300億円)以上の維持費用が必要になる。ロシア製に依存しない国産艦載機の開発など技術上の課題も多く、建造には相当時間がかかるという。
戴氏は海空軍戦略に詳しく、昨年末に空母に関する書籍を出版した。中国海軍は2020年ごろまでに空母戦闘群の配備を整えるとみられている。」
「アジア各国が海軍拡充競争=急ピッチで進む中国の新型艦艇導入―シンガポール誌
2010年1月7日(木)13時43分配信 Record China
2009年1月、シンガポール軍事誌は、アジア各国が進める海軍拡充競争について報じた。中でも中国は急ピッチで技術的な向上を続けているという。写真は中国人民解放軍海軍の演習。
2009年1月、シンガポール軍事誌は、アジア各国が進める海軍拡充競争について報じた。中でも中国は急ピッチで技術的な向上を続けているという。5日、東方網が伝えた。
アジア太平洋地域の各国海軍は新型艦艇への切り替え時期を迎えている。大規模な建艦計画が進められるなか、最先端の技術が盛り込まれる例も少なくない。その一例がパキスタン海軍。中国が設計したF-22Pミサイル駆逐艦を導入したが、隣国の海軍力向上を知り、艦艇現代化の必要性を認識した結果だという。
各国が海軍力の整備を続ける中、特に目を引くのが中国。ロシアから導入した技術と国産技術を融合させ、遅れていた技術の向上を急ピッチで進めている。今後、10年間で旧式艦艇は近代的な艦艇へと切り替えられることになる。また単に技術水準が向上するだけではなく、従来欠けていた遠洋での作戦能力の獲得も目標となっている。(翻訳・編集/KT)」
しかし、中共支那が空母を建造すると言い出してから、随分経ちますが、なかなか建造しませんな。それだけ空母は建造が難しいし、カネはかかるし、空母の維持・管理やパイロットや乗員の育成に時間とカネがかかるということでしょうな。それにしても今回の『空母建造発言』を空軍将校が言うというのは妙ですな。海軍将校が言うなら分かるのですが。もしかしたら第二次世界大戦時のナチスドイツの如く、海軍航空隊は作らず、航空機は全て空軍の管轄ということでしょうか。それだと、実際の運用上、かなり支障をきたすのでは。実際、ナチスドイツも空母は建造しかけたものの空軍と海軍の意思疎通がうまくいかず、結局、空母を戦力に出来ませんでしたね。
2010年1月7日(木)20時56分配信 読売新聞
【北京=佐伯聡士】中国国営新華社通信系列の国際問題専門紙・国際先駆導報は、「空母は兵器の概念を超越し、すでに我々の民族感情に溶け込んでいる」として、「まさに空母建造の時だ」と主張する軍事戦略専門家、戴旭・空軍大佐のインタビューを掲載した。
強大な海軍を目指す軍内の強い意向を反映したものだ。
戴氏は「海洋は中国にとって命脈だが、これを防衛する能力がない。中国の空母保有は、原爆を保有したのと同様に大国が必ず持つべきものだ」と強調。「旧ソ連のワリヤーグのような中型(約6万トン級)の通常動力型が最良の選択だ」と指摘した上で、空母本体に20億ドル(約1854億円)、艦載機と護衛艦を含めた空母戦闘群全体で計約100億ドル(約9270億円)を要するとの試算を明らかにした。
2個戦闘群を保有すると、さらに毎年100億元(約1300億円)以上の維持費用が必要になる。ロシア製に依存しない国産艦載機の開発など技術上の課題も多く、建造には相当時間がかかるという。
戴氏は海空軍戦略に詳しく、昨年末に空母に関する書籍を出版した。中国海軍は2020年ごろまでに空母戦闘群の配備を整えるとみられている。」
「アジア各国が海軍拡充競争=急ピッチで進む中国の新型艦艇導入―シンガポール誌
2010年1月7日(木)13時43分配信 Record China
2009年1月、シンガポール軍事誌は、アジア各国が進める海軍拡充競争について報じた。中でも中国は急ピッチで技術的な向上を続けているという。写真は中国人民解放軍海軍の演習。
2009年1月、シンガポール軍事誌は、アジア各国が進める海軍拡充競争について報じた。中でも中国は急ピッチで技術的な向上を続けているという。5日、東方網が伝えた。
アジア太平洋地域の各国海軍は新型艦艇への切り替え時期を迎えている。大規模な建艦計画が進められるなか、最先端の技術が盛り込まれる例も少なくない。その一例がパキスタン海軍。中国が設計したF-22Pミサイル駆逐艦を導入したが、隣国の海軍力向上を知り、艦艇現代化の必要性を認識した結果だという。
各国が海軍力の整備を続ける中、特に目を引くのが中国。ロシアから導入した技術と国産技術を融合させ、遅れていた技術の向上を急ピッチで進めている。今後、10年間で旧式艦艇は近代的な艦艇へと切り替えられることになる。また単に技術水準が向上するだけではなく、従来欠けていた遠洋での作戦能力の獲得も目標となっている。(翻訳・編集/KT)」
しかし、中共支那が空母を建造すると言い出してから、随分経ちますが、なかなか建造しませんな。それだけ空母は建造が難しいし、カネはかかるし、空母の維持・管理やパイロットや乗員の育成に時間とカネがかかるということでしょうな。それにしても今回の『空母建造発言』を空軍将校が言うというのは妙ですな。海軍将校が言うなら分かるのですが。もしかしたら第二次世界大戦時のナチスドイツの如く、海軍航空隊は作らず、航空機は全て空軍の管轄ということでしょうか。それだと、実際の運用上、かなり支障をきたすのでは。実際、ナチスドイツも空母は建造しかけたものの空軍と海軍の意思疎通がうまくいかず、結局、空母を戦力に出来ませんでしたね。
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